手 ページ28
話し合いが終わり、さっきの半々羽織の男に手を握られ、どこかへ向かっていた。
・・・ん?手を、握られ?
『ちょっと君』
義「・・・」ムフフ←Aに久しぶりに会えて嬉しい
『ちょっ、おい!ムフフ野郎!』
義「・・・」ムフフフフ
『おーい!ムフフフフ野郎!!』
義「なんだ?」
『この手、なに?』
私が繋がれている方の手を上げると、男は無表情のまま口を開いた。
義「・・・俺とAの手だが」
『それくらいわかる!なんで君は私の手を握っているのか聞いてんの!』
義「Aは、俺と手を繋ぐのが嫌いか・・・?」
『え』
何この人。いきなり子犬みたいな目で見つめてきたんだけど。
『えーっと・・・』
義「嫌なのか・・・?」
『・・・はぁーもういいや。嫌いじゃないよ』
私は男の目力に負け、手を繋がれたまま歩いていった。
『ところで、どこに向かってるの?』
義「俺とAの家だ」
『え』
義「・・・そういえば、A。記憶はあるのか・・・?」
『・・・あります、よ?』
義「ならいいんだ」
しばらくすると、屋敷に着いた。
すごく昔に、見たことがあるような所だった。
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桧 - マジで泣ける(´;ω;`)ウゥゥ (2021年8月7日 13時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - ごめんなさい!2度目の感想です。私、義勇さん推しなので、もう、最後泣きました。ありがとうございます!これから続編をゆっくり読ませてもらいます! (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - 今まで読んだ小説の中で一番感動しました。 (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
アルイ(プロフ) - 占ツクの小説で泣いた作品はこれが初めてです。このお話を書いてくれたことに心から感謝します(*T^T) (2020年11月1日 1時) (レス) id: 5747014bbe (このIDを非表示/違反報告)
きめつ大好き - ラスト泣きすぎて 目と鼻が真っ赤になりました 切ない、、来世も二人幸せになれますように。 (2020年10月10日 20時) (レス) id: c83c3938f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご | 作成日時:2020年2月13日 20時