無惨様 ページ23
『・・・ここ、どこ?』
鬼「やっと起きたか、A」
『だれ、あなた』
目を覚ますと、知らない部屋にいた。そして、知らない男が入ってきた。
鬼「覚えていないのか、何も」
『・・・鬼になったことだけ、覚えています。それ以外は何も・・・』
私がそう答えると、男は目を丸く開いた。そして優しく私を抱きしめてきた。
鬼「私の名前は鬼舞辻無惨。Aの夫だ」
『は、はあ・・・』
鬼「覚えてなくてもいい。また私と一緒に生きていこう」
『・・・はい。無惨様』
私の夫は何だか、有無を言わせない空気をまとっている。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
鬼舞辻side
やっとAが完全な『鬼』になった。
記憶をなくせば、鬼狩りの柱たちを殺すことに躊躇はしないだろう。
夫だと嘘をついたが、そう言っておけば私のことを警戒せず、命令がしやすい。
鬼「さあ、どうやって鬼狩りの柱たちを殺そうか」
柱であったAの力をどう使うか考えていると、自然と口元が緩んだ。
鬼舞辻sideおわり
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桧 - マジで泣ける(´;ω;`)ウゥゥ (2021年8月7日 13時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - ごめんなさい!2度目の感想です。私、義勇さん推しなので、もう、最後泣きました。ありがとうございます!これから続編をゆっくり読ませてもらいます! (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - 今まで読んだ小説の中で一番感動しました。 (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
アルイ(プロフ) - 占ツクの小説で泣いた作品はこれが初めてです。このお話を書いてくれたことに心から感謝します(*T^T) (2020年11月1日 1時) (レス) id: 5747014bbe (このIDを非表示/違反報告)
きめつ大好き - ラスト泣きすぎて 目と鼻が真っ赤になりました 切ない、、来世も二人幸せになれますように。 (2020年10月10日 20時) (レス) id: c83c3938f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご | 作成日時:2020年2月13日 20時