エースの妹はエースなわけで。2

81話!! ページ38

…男女混合の試合楽しすぎんか、、、、、？？？？
飛雄くんのトス打つの楽しすぎんか、、、？？？
笑顔の飛雄くん可愛すぎんか、、、？？


てか飛雄くん改めて上手いなあって思ったよ。
私両利きだけど大体セッターの人私の右に合わせてトスあげるんですよ。


だから基本右で打つ用のトスを無理やり左で打ってるんだけど飛雄くんは私のジャンプ見てどっち寄りにトス出すか決めてるんだよね。


ユキ先輩と同じことしててビビってる…なんなのアンタら…いやユキ先輩だってこのトスあげるの相当時間かかってたよ…飛雄くんすげえ…


｢え〜〜俺も彩羽ちゃんにトスあげたかったんやけど〜！！！｣


｢飛雄くんのトスしか勝たん！｣


｢おっしお宅の主将にチクったるわ｣


｢イヤアアアアアユキ先輩に殺される｣


この日の夜ユキ先輩から｢飛雄くんみたいに上手くなくてごめんな？？？？？なぁ？？？？？ごめんな？？？？？？｣ってLINEが来ました。命の危機を感じました。帰りたくない。


＿＿＿＿


｢今度こそストレッチ一緒にやろうや彩羽ちゃん！！｣


｢…ヴ｣


いやもう問答無用じゃんがっちり腕掴んでんじゃん
しょうがないからするけれども。


｢にしても彩羽ちゃん今日もよく跳んどったな〜。女の子の中じゃ敵無しなんちゃう？｣


｢んー。男の子にも負けたくないんですよ私。｣


高さもね。と付け足すとちょっとびっくりした顔された。


｢…ほーん。テクニックだけでも十分男に叶うと思うけどなぁ。｣


｢だってあの打つ瞬間に全てを見下ろす快感がいいんじゃないですか！なのにブロックが私より上にいたらムカつく！｣


いい性格しとんなぁ。と笑われた。


｢…宮侑さんに言われたくないし｣


なんだと〜〜〜〜？？と頭をグリグリされました。痛いです。


｢そろそろストレッチ終わったし上がろか。｣


｢…え、あ、はい。｣


あ、飛雄くんが光来くんに絡まれてる


｢光来く〜ん飛雄くんに絡むのやめたげて〜｣


｢お！彩羽じゃねえか！｣


ぺちゃくちゃ喋ってると隣で宮侑さんが｢プレーは大分…お利口さんよなぁ｣とか言ってる。


｢う、うちの飛雄くんに何をするつもりですか…｣


背中に飛雄くんを隠しながら(隠せていない)言うけど宮侑さんはやっぱりニコニコ顔。


｢べつに何もする気あらへんよ｣


｢いやいつもの嘘くさい顔してるじゃないですか｣


｢彩羽ちゃんは俺にビビっとるのか俺を舐めとるのかどっちなん？｣

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