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猪狩サイド
その後、嶺亜様に手紙を届けて1度、会社を出て、
夜10時になる直前に再び潜入、兄貴が開発した魚が描かれたカードキー(どこでも開けられる仕組みになっている)を使って、
嶺亜様の部屋の扉を開けて、警備服を置いたんだ。
兄貴は人魚の頃から何でも開発しちゃうから、すげぇし、尊敬しちゃうよ(*^^*)。
で、急いで戻ってきたという訳だ。
大我サイド
七五三掛「にしても、遅くない?もう、30分だよ…(ーー;)」
海人「嶺亜…(´・Д・`)」
同じく車内の席にいる、しめと海人は心配そうだ。
話を聞いた2人も、嶺亜を助けたいと協力を申し出た。
特に海人は嶺亜と凄く仲良しだから、友達を助けたいという想いが強いのだろう。
樹「警備服に探知機を仕込んでおいたはずだけどな…」
樹がノートパソコンを開いて、嶺亜がいる場所を確認する。
俺も隣から覗き、後ろ席にいる蒼弥、しめ、海人も気になって覗いた。
樹「赤く点滅しているのが嶺亜だ。どうやら、地下水道まで辿り着いたようだ」
猪狩「このまま、脱出できるといいけどな…」
海人「嶺亜なら、きっとできる!ここまで来たんだから!」
大我「海人…」
嶺亜が無事に脱出できることを祈りながら、ノートパソコンの画面を見ていると…。
七五三掛「樹!嶺亜が戻っていくよΣ( ゚Д゚)!?」
樹「何っΣ( ゚Д゚)!?」
赤く点滅している所が、ようやく地下水道の脱出口まで来た途端、
止まってしまって少しすると、来た道を戻っていった。
大我「どうなってんのΣ( ゚Д゚)!?」
樹「分かんねぇ…マズイ事になりそうだぞ。リスクはあるけど、潜入救出作戦に変更になりそうだ」
嶺亜の身に何があったのかな…兄として、心配になってくる。
それに、嶺亜を危ない目に合わせる奴らを許すわけにはいかない!
俺は運動音痴だし、争い事も好きじゃないから戦うのは苦手だけど…。
やるしかないよね。
その頃…。
穂花「もうすぐ着きますよ。しっかり、つかまって下さいね」
手越「うん。あと、今日まで匿ってくれてありがとう。穂花さん(^-^)」
穂花「どういたしまして。祐也坊っちゃま(^-^)」
ヘルメットを被った女性と同じくヘルメットを被った手越が2人乗りのバイクで、
ローレライの本社に向かっていた…。
第11話『ローレライ脱出作戦』 終わり
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年7月12日 22時