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嶺亜サイド

あれから、数日後。

いつもの日常が戻り、今日は仕事が無い塾長と兄さんと音楽塾でのんびり過ごしていた。

嶺亜「サマーアフタヌーンティー?(・・?)」

手越「そ。今、椿山荘っていうホテルでやっているんだけどね。お茶を頂きながら、美味しいスイーツにサンドイッチを頂くイベントなんだよ。どう(^^)?」

嶺亜「へぇ〜!行きたいです!あっ、でも塾長、お忙しいのでは…?兄さんも仕事、あるだろうし(^_^;)」

大我「前もって、滝沢社長にスケジュールを空けるように言っておいたから、大丈夫(^^)」

さすが用意周到(^_^;)。塾長から前に言われたな、これは。

嶺亜「あの、僕も行きたいです(*^^*)!」

手越「OK〜。まだ、空いている日があるから入れておくよ!(スマホを操作する)…はい、予約完了(*^^*)!」

嶺亜「やったぁ(*^^*)!」

大我「師匠。でしたら、嶺亜のパーティー用の服を買わないと。以前、俺が購入した洋服屋さん、まだやっていますかね?(・・?)」

手越「あー、ちょっと調べるよ…」

ピンポーン♪

塾長がスマホを操作しようとした時、玄関口からチャイムが鳴った。

今日は指導レッスン、無いのに何で?(・・?)

手越「お客さんかな?それとも、俺が頼んだ通販が届いたのかな?」

そう言いながら、塾長はリビングを出ていった。

少しして、塾長が慌てて戻ってくる。

手越「大我、嶺亜!母さんが来た!それと、母さんの妹さんらしい人…」

大我「あっ、城山璃蘭さんですね。以前、俺の写真集の撮影をしてくれたカメラマンさんなんです」

手越「そうなんだ。大我と嶺亜は、お茶の準備をして」

嶺亜&大我「はい」



手越サイド

大我と嶺亜がお茶の準備している間、俺は玄関口の扉を開けた。

手越「母さん(^-^)!」

瑠知亜「祐也(^-^)!」

母さんの顔を見て思わず、俺は抱きしめた。

母さんも俺を抱きしめ返し、背中をポンポンしてくれる。

璃蘭「祐也くんだよね。初めまして。瑠知亜姉様の妹、城山璃蘭です(^-^)」

手越「あっ…手越祐也です」

母さんの妹、つまり俺の叔母にあたる璃蘭さんは、

栗色の髪を1つに結んでいて、透き通るような白い肌をした、

お嬢様のような雰囲気をした女性だ。

妹だからか、母さんにそっくり。

瑠知亜「実は、あなたに会いたい人をもう1人、連れてきたのよ」

手越「えっ?」

母さんがそう言いながらどくと、目の前には気難しそうな老紳士が立っていた。

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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年7月12日 22時

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