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嶺亜サイド

宮近「知らなかったとはいえ、お前が犯罪の道に行かされそうになった時は、マジで焦ったんだからな。嘘だと気づかなかったのもいけないけど、もうちょい考えて行動しろよ(^_^;)」

嶺亜「ごめん。だって、塾長も俺と兄さんの家でもある音楽塾も守りたかったの!」

如恵留「気持ちは分かるよ、嶺亜。でも、ちゃかの言う通り、考えて行動する事も大事だよ(^_^;)」

嶺亜「はい、ごめんなさい…(ーー;)」

宮近と如恵留先生に注意されて、落ち込む俺。

手越「嶺亜」

嶺亜「塾長…僕…」

手越「俺も如恵留先生と宮近くんに同感するよ。これからは、気をつけないと。人間の世界だって、怖いことがあるんだからね?」

嶺亜「はい、塾長。ご迷惑をお掛けして、すみませんでした…(ーー;)」

手越「だけど、音楽塾を離れた俺も悪かったよ」

えっ?塾長も…?

手越「引き受けたお仕事は嘘で、母さんの知人にしばらく匿ってもらっていたの。港町の市場の占い師さんに占ってもらって、彼女の言う通りにしていたから。その事、嶺亜と大我には黙っていた。迷惑を掛けてしまうし。2人とも、俺の方こそごめんなさいm(_ _)m」

塾長は俺と兄さんに頭を下げて、謝った。

大我「師匠、顔をあげてください。小山さんから頂いた…占い店に売っていたパワーストーンの指輪があったからこそ、俺達はまた巡り会えたんです(^^)」

嶺亜「そうですよ。僕達は、塾長に出会えて幸せです。小太郎さんと戦う前、兄さんが言っていたでしょう?塾長は1人じゃありません。僕と兄さんがいます。だって、僕達は塾長の家族ですもの…(^^)」

そう言うと、俺は塾長の左手、兄さんは塾長の右手を握る。

手越「大我、嶺亜…」

大我「わっ!?」

嶺亜「きゃっ//」

塾長がいきなり、俺と兄さんを寄り添わせてきた。

ちょ、ちょっと苦しい…かな(^_^;)。

手越「ありがとう。大我、嶺亜。これからも、ずっと一緒にいてくれる?」

嶺亜「はい、塾長(*^^*)!」

大我「当たり前じゃないですか、師匠(*^^*)!」

手越「嬉しいよ。俺は幸せだ…(*^^*)」

塾長はいつまでも俺達を抱きしめていて、その様子を樹さん達が見守っている。

塾長…僕も兄さんも、幸せです(*^^*)。

手越「さ、帰ろう。音楽塾に(^^)」

嶺亜&大我「はい(^^)」

だんだん陽が昇っていき、朝陽に照らされながら俺達の家である音楽塾へと帰っていった。

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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年7月12日 22時

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