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樹サイド
樹「あの〜、どーゆー事( ; ゚Д゚)?」
手越「あっ、樹ちゃん。説明は後でするから(^_^;)」
塾長の腕の中で気を失っているのは、
金髪で派手な服装でブラウスが破られて、
上裸になっている、塾長と瓜二つの男。
露になっているお腹には、人魚の刻印がある。
樹「…って事は、コイツはまさか社長秘書の女と同じく、セイレーン…」
嶺亜「樹さん、違います!この人は、オンディーヌ一族の人魚と人間のハーフ。そして、塾長の双子の弟なんです!」
あっ、そうだった。瑠知亜さんが言っていたな。
何をテンパっているんだ、俺は…(ーー;)。
樹「この人が、塾長の双子の弟。名前は確か、小太郎さん…」
手越「そうだよ。大我と嶺亜のお陰で、コイツは正気に戻ったみたいなんだ。今、静かに眠ってる」
樹「そうですか…良かった」
大我「そういえば、樹。あの社長秘書の女は?」
樹「あー、ロープで縛っておいて、タクトみたいな武器も壊しておいた。今、蒼弥に見張らせてもらっている。警察も呼んだから、そろそろ来る頃だと思うぜ」
あの後、社長秘書の女と女に加担していたローレライのスタッフ達は警察に逮捕された。
小太郎さんは社長秘書の女にこき使われた被害者として、
港町の病院に搬送され、数日間の間、入院することになった。
嶺亜サイド
海人&七五三掛「嶺亜(^-^)!」
嶺亜「海人、しめ(^-^)!」
人間の姿になって塾長と兄さん、樹さんと本社を出ると、
先に外にいた海人としめが手を振っていた。
俺は2人に駆け寄って、思いっきり抱きしめる。
海人「嶺亜〜、無事で良かった〜(T_T)!」
七五三掛「怪我もなくて、安心したよ(T_T)!」
嶺亜「2人とも、心配かけてごめん。それと、助けに来てくれてありがとう…」
猪狩「嶺亜様!」
嶺亜「ガリさん!」
同じく助けに来てくれた、ガリさんにも抱きしめた。
嶺亜「ガリさんもありがとう…」
猪狩「ごめんな、嶺亜様。本当なら、俺が守るべきだったのに…(´・Д・`)」
嶺亜「いいんだ、ガリさん…」
七五三掛「塾長!大丈夫ですか!?」
海人「お怪我はありませんか!?」
手越「七五三掛、海人くん。俺は大丈夫。心配かけて、ごめんね」
宮近&如恵留「嶺亜!」
嶺亜「宮近!如恵留先生!」
宮近と如恵留先生も、助けに来てくれたんだ。
何だか涙が出そうになってくる…。
俺は、宮近と如恵留先生にも思いっきり抱きしめた。
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年7月12日 22時