最終話(第14話) 俺達はずっと一緒! ページ31
その頃…。
小太郎「プールに突き落としてから、10分。今頃、アイツはセイレーン一族の人魚になって、2人を殺してるだろうなぁ!プリンセス・レイアは、出来れば殺してほしくなかったけどさ…」
コポコポ…(プールに泡が出てくる音)。
小太郎「あら?」
コポコポ…(プールに泡が出てくる音)。
小太郎「ま、まさか…(;゚д゚)」
「そのまさかだ!」
ザッパーン!!(プールの飛沫が飛んでくる)
小太郎「どわっ!?」
小太郎が見た先には、3人の人魚がプールの水面にいた。
小太郎「嘘っ…!?」
嶺亜サイド
手越「嘘じゃない!小太郎、お前は社長秘書に騙されたんだ!目を覚ませ!」
塾長が訴えると、両隣にいる俺と兄さんは頷いた。
小太郎「そんな話、聞きたくもないね!お前だけは、絶対に殺してやる…!」
ソイツ…いや、小太郎さんはそう言いながら、エレキギターを塾長に向けた。
大我「師匠を死なせるわけにはいかない!」
嶺亜「そうだ!あんたも死なせない!だって、塾長の双子の弟じゃないか!」
小太郎「プリンセス・レイアまで、あんなバカ兄の味方になるんだ?もういいよ。冷めちゃったし。3人まとめて、あの世に逝かせてやるよ(`へ´)!!」
ギュイイイン!!と小太郎さんがエレキギターを奏で、
ピラニア達が出てきて、俺達を襲ってきた。
嶺亜「兄さん、塾長!とりあえず、プールの中へ!」
俺達はプールに潜り込むけど、ピラニア達が潜って襲いかかってくる。
嶺亜「兄さん!塾長を連れて、奥深くまで泳いでいって!」
大我「OK!あっ、嶺亜!これ、渡しておく!忘れちゃダメじゃん(^_^;)!」
嶺亜「あっ!ありがとう(^_^;)!」
塾長が「嶺亜!」と呼んだけど、俺はピラニア達の方に向いた。
嶺亜「ピラニアめ!いなくなれ(`ヘ´)!」
兄さんから渡された、ハープを弓のように持ち、
光の矢をいくつも作り出すと、ピラニア達に放った。
すると、光の矢が命中してピラニア達が消えていく。
嶺亜「(女王ファンテーヌから授かった、特別な楽器、スターフィッシュ・ハープ。これなら、小太郎さんを助けられるかもしれない。それに…)」
水の精霊の人魚、オンディーヌは大昔、
同じ水の精霊の人魚であるセイレーンに立ち向かい、
浄化して倒したと聞いている。
つまり、オンディーヌは浄化させる力があるから、
特別な楽器を作って、残したという事…?
嶺亜「(小太郎さんを助けられるのは、俺と兄さんが持つ特別な楽器だ…!そして、塾長…!)」
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年7月12日 22時