検索窓
今日:8 hit、昨日:48 hit、合計:3,782 hit

13-5 ページ26

嶺亜サイド

兄さんと喧嘩して、音楽塾を失くしたくない想いから、

騙される形でローレライに来てしまった俺。

捕らわれの身になってどうなるかと思ったけど、

兄さんが命懸けで助けに来てくれた…嬉しかった。

だけど…。

嶺亜「兄さん。塾長の事なんだけど…」

大我「俺も話そうと思っていた」

嶺亜「(兄さんも知ったんだ。やっぱり、塾長はセイレーン一族の…)」

手越「うわぁっ(>_<)!」

ジャボーン!!

嶺亜「塾長Σ( ゚Д゚)!」

大我「兄さんΣ( ゚Д゚)!」

小太郎「僕の邪魔する奴は、こうなるんだ」

いつの間に、水位が上がって水がいっぱいに!?

さっきまで、無かったのに…。

俺と兄さん、アイツは水位よりも上に立っている。

小太郎「僕がお兄さんに向かって音符を放った時に、水位のスイッチを押したんだ。こんな事もあろうかと…」

大我「師匠を助けなきゃ!」

嶺亜「あっ、兄さん!」

小太郎「ちょ、無視すな( `ー´)!」

兄さんが出来てしまったプールに飛び込み、

俺も後に続いて、プールに飛び込んだ。



人魚の姿になって、アイツに突き落とされて、

プールに沈んでいった塾長に向かって泳いでいく俺達。

でも…俺が人魚である事、塾長にバレちゃったよな…(ーー;)。

助けに来てくれたとはいえ、人魚の姿の俺を見ちゃったかもしれない。

人間に正体がバレても、タブーはないけど…。

大我「師匠!よいしょ…」

兄さんが追いついて、沈んでいく塾長の体を掴んだ。

俺も追いついて、塾長の体を掴む。

嶺亜「塾長、しっかりして下さい!塾長!」

大我「水を飲んじゃって、気を失ってる!プールに上がりたいけど、小太郎さんが待ち構えてるかもしれないし、動けそうにない!」

嶺亜「じゃあ、どうすんのΣ( ゚Д゚)!?塾長、死んじゃうよ(>_<)!」

大我「分かってるよ、嶺亜!だけど…」

どうしたらいいか分からず、その場で立ち尽くしていた時だった。

ピカーッ!!

嶺亜「眩しいっ(>_<)!」

大我「な、何(>_<)!?」

突然、目の前がフラッシュして思わず目を閉じた。

大我「…えっ、あなたは」

嶺亜「ん…ええっ!?人魚…?」

俺達の目の前に、太陽のように輝く金髪に、

上裸でウルトラピンクの尾びれをした男性がいた。

何て、容姿端麗で美しい人魚なのだろう…。

大我「亜瑠都さん…ですか?」

兄さんが聞くと、その人魚は頷いて俺達に近づいてきた。

13-6→←13-4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年7月12日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。