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手越サイド
岸子「なるほど…では、現在の出来事のカードを捲ってみましょう」
占い師さんは、左から2番目のカードを捲った。
手越「(何か怖い絵が描かれている…(・_・;))」
岸子「これは死神のカード。その絵の通り、死を意味しています」
死を意味している!?そ、それってΣ( ゚Д゚)!?
手越「俺が死ぬって事Σ( ゚Д゚)!?」
岸子「落ち着いてください。あなたと居候している彼らですが、危険が迫ってきます」
手越「危険が…何が起きるの!?俺はどうしたらいい!?」
岸子「それが、死神のカードです。それで、障害対策のカードですが…」
と、左から3番目のカードを捲る。
描かれているのは…また、死神のカード!?
岸子「この場合は、別れを意味しています」
手越「別れ?どう対策しろと?」
岸子「あなたはしばらくの間、音楽塾を離れて下さい。そして、どなたかの家に匿ってもらって下さい。友人でも知人でも構いません」
俺は占いとか信じないタイプだけど…大切な家族を守るためだ。
占い師さんの言う通りにしよう。
手越「…分かった」
岸子「お辛いでしょうけど、ここは耐えてください」
手越「うん…」
岸子「最後に未来のカードですが、実はお2つあります」
占い師さんは、残っているカードを捲った。
手越「これは?」
岸子「審判のカードです。もう1つは、このカードが出ました」
もう1枚のカードを出して捲ると、太陽が描かれていた。
岸子「この2枚のカードの意味は…」
手越サイド
樹ちゃんに嶺亜の元に行くように促されて、
何故か会社に置いてあるボートに乗って、多目的ホールまで来たけど…。
手越「(大我と嶺亜には申し訳ないことをしちゃったな…(ーー;))」
俺が引き受けた仕事でしばらく戻れないと言って音楽塾を出ていき、
誰に匿ってもらおうか考えて歩いていた所、1人の女性に話し掛けられた。
その人が、穂花さんだった。
穂花『小太郎坊っちゃま…?』
手越『ち、違います…人違いですっ!』
前も間違えられた事があって、怖かったから逃げ出そうとした。
穂花『(はっ!もしかして…)ちょっと待ってください!』
手越『な、何ですか!?』
穂花『あなたは…手越祐也さん…ですか?』
手越『そう…ですけど』
穂花『やっぱり…!私は、あなたのお母様のメイドを務めていました。穂花と申しますm(_ _)m』
母さんの…元メイド!?
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年7月12日 22時