音楽塾の男たち Part4 (ページ3)

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大我サイド

それから､保証人になった師匠を可哀想と思い､

音楽塾を売りたいと話したら嶺亜に大反対され､

それで大喧嘩になった事を2人に話した｡

そして､俺と師匠と音楽塾を守る為に､

師匠のお父さん…塾長の借金を返すため､

音楽塾を出て､アルバイト先の会社に行ってしまった事も｡

宮近「嶺亜のアルバイト先って､どこ?(・・?)」

大我「それが話してくれないから､分からないんだよ…(ーー;)」

如恵留「会社の事を周囲に言うなっていうのは､何かおかしいな…」

如恵留は腕組みしながら､首を傾げた｡

如恵留「あっ､でも」

大我「どしたの?如恵留」

如恵留「以前､川﨑兄弟が一時期､うちに泊まっていた時に皇輝くんが言っていたんだ…」

皇輝『家が火事になる前に2人の男性が来て､『おじいちゃんが借金を遺した』と両親に伝えたんです｡ところが､借金という話は嘘であることが警察の調べで分かりました｡家族との仲を悪化させようとしたんだと思います｡お陰で､両親が俺の事で揉めていたし…』

って事は､師匠のお父さんが借金が遺したという話は､嘘って事…(;ﾟдﾟ)?

大我「あの男2人は､嶺亜を誘った会社と繋がっているかもしれない…｡ねぇ､如恵留｡怪しい､って思う会社はある?」

如恵留「それ､俺に聞く?俺､海洋学者だから関係ないような…(-_-;)」

宮近「如恵留､頭良いんだし､何となく感づいてるだろ?俺は､ローレライっていう会社が怪しいと睨むな」

大我「っ!?ローレライ…」

あの会社､確か火事で前の社長が亡くなって､

息子さんが継ぐ事になったって､

2人の主婦が会話で聞いたんだ｡

うん?前の社長…息子さんが継いだ…?

(『番外編城山家の通夜』)

滝沢『昨日､同級生のお兄さん2人の葬式に行ったんだ…(^_^;)』

滝沢『城山さん｡この前､大我の写真集の撮影をしたカメラマン』

滝沢『上のお兄さんが会社の社長をやっていたらしい｡その会社を社員をやっている息子さんが継ぐ事になったそうだ｡でも､いきなりらしいから､心配だよ…(^_^;)』

大我サイド

亡くなったローレライの前の社長は､

城山さんの上のお兄さんだった…!

如恵留「大我…ローレライで広がっている噂だけど､会社の中に闇バイトのリーダーが紛れているらしいんだ｡インターネットの書き込みにあって､他にも悪い噂が流れてる｡関係者以外は立ち入り禁止とか､取材は禁止等が理由で､犯罪の秘密結社じゃないかって…」