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大我サイド

ファンテーヌ『ただし、演奏以外は発揮しないので気をつけるのです』

大我『は、はい。だけど、俺に使いこなせるのかな。心配だな…(´・д・`)』

ファンテーヌ『そんな顔をしないで、タイガ。あなたには、大切な弟がいるでしょう?あなたなら、この楽器を使いこなせるわ。ハンドベルと共に生き、大切な弟を守り、未来を切り開くのです。さぁ、受け取りなさい。タイガ』

大我『ありがとうございます…使いこなせるように頑張ります。女王ファンテーヌ(^-^)』



女王ファンテーヌは、もういないけれど…。

あの方は、俺達オンディーヌ一族の人魚、俺の仲間である人魚達を見守ってくれているはず。

リン♪リン♪

大我「はっ!」

早見「嘘っΣ( ゚Д゚)!?」

樹「いいぞ、きょも(*^^*)!」

大我「や、やった…(^-^)!」

右のハンドベルを鳴らすと、クラゲのような神秘的なベールが出てきて雷の玉を吸いとっていった。

リン♪リン♪

大我「はいっ!」

早見「キャッ(>_<)!」

左のハンドベルを鳴らすと、ベールが出てきてネットのように女を捕まえて動けなくさせた。

早見「ちょっと、取れないじゃない!あっ、何するのよ(`ヘ´)!」

大我「嶺亜のブローチと短剣、返してもらうぞ!」

階段を上って、女から嶺亜のブローチと短剣を引ったくるように、奪い返した。

クラゲのベールのネットに絡まれた女は、ジタバタと暴れている。

樹「きょも、ここは任せて水位のスイッチの元へ行くんだ!」

大我「OK!」

女の見張りを樹に任せると、水位のスイッチの所に向かって走っていった。



猪狩サイド

その頃、俺達3人ははローレライのスタッフ達と戦っていた。

次々と襲いかかってくる…懲りない奴らだぜ( `ー´)。

海人「ねぇ、まだ水位は上がってこないの!?」

猪狩「海人様!兄貴がその時(・・・)が来るまでって、言っていたんだ!もう少し、耐えよう!」

七五三掛「そうだよ!如恵留とちゃかも、そっちに行くって連絡があったし!」

実はローレライに乗り込む前、龍也様が如恵留先生と宮近くんに連絡してくれたんだ。

俺達が怪我してしまった時に、応急措置できるようにって。

それに、ローレライの社内図も教えたしな。

戦いが続く中、スタッフの悲鳴が聞こえた。

スタッフ1「大変だ!水が入ってきてしまったぞ!」

スタッフ2「何っ!?皆、退避だ!」

慌て出したスタッフ達は、俺達が入ってきた扉へ走り去っていく。

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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年7月12日 22時

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