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大我サイド
スタッフ達「排除だーっ!!」
樹「されてたまるかよ!!」
スタッフ達「うわぁっ(>_<)!!」
進んでいく先に、俺らを待ち受けて襲撃していくスタッフ達。
俺を守るように前に出て、レイピアでスタッフ達を倒していく樹。
頼もしいけど、俺の出番がない気がする(^_^;)。
なんて事はさておき、進みながら水位を変えるスイッチを探さなきゃ!
大我「樹、あれじゃない!?」
樹「あぁ、そうだ!その辺に、映像が映し出してあったんだ」
俺達が見上げた先に、水位を変えるスイッチがあった。
3段階になっているみたいで、数字の方にレバーを倒すと、
放水して、その数字の段階の水位になるようになっているみたいだ。
樹「きょも!あそこに階段があるから、そこから上ろう!」
大我「OK!」
早見「そうはさせないわ」
ドガン!!
大我&樹「っΣ( ゚Д゚)!?」
俺達の目の前に、紫色の稲妻が落とされた。
見上げた先には、ダークブラウンのお団子頭に眼鏡を掛け、
ベージュのスーツを着た女性が立っていた。
手には、タクトのような楽器を持っている。
大我「あんた…誰?」
早見「ローレライの社長秘書、早見海央よ。そういうあなたは中村くんの従兄…いいえ、お兄さんの京本大我くんね?」
大我「知っていたのか…!」
早見「えぇ、あなたの事は調べずみだもの。もちろん、マネージャーさんもね」
樹「おい!一体、何者だ(`ヘ´)!?」
早見「あぁ、そうだったわね。これを見たら、分かるかしら?」
大我「なっΣ( ゚Д゚)!?」
樹「セイレーン一族だったのか…!」
女が見せてくれた、右肘に悪魔の翼が生えた人魚の刻印があった。
早見「私、先代の音楽塾の塾長とは高校時代の同級生だったの。私は彼が好きだった。なのに、彼は!!人間である、あの女を選んでしまったのよ!!」
大我「瑠知亜さんの事?」
早見「えぇ、そうよ。人間の癖に、あんな女と愛し合ってしまうなんて(`ヘ´)!!」
相当、瑠知亜さんに嫉妬して憎しみを抱いているみたいだ。
この女は知らないだろうけど、亜瑠都さんは…。
早見「だから私、決めたの。いつか、彼とあの女の子供を殺そうと。そう、今の塾長よ。だけど、計画は思い通りに行く事はなかった」
大我&樹「…」
早見「それに、私と結婚した人間の男の間に息子が生まれたけれど、男の親戚の人達にはぞんざいに扱われ、息子と離れ離れにさせられたわ。それで私は、家族という存在が嫌いになったの」
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年7月12日 22時