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星輝サイド
大我「星輝､おはよう｡うなされていたみたいだけど､大丈夫(´・Д・｀)?」
星輝「あっ…おはようございます…｡ごめんなさい､驚かせちゃって…っ」
怖い夢を思い出してしまい､思わず隣で寝ていた京本さんの胸に顔を埋めてしまう｡
京本さんは俺の頭を撫でてくれた｡
大我「星輝｡顔､洗いに行こっか」
星輝「はい…」
京本さんの後を追って､顔を洗いに洗面所に向かった｡
皇輝､どこにいるんだろ…｡
親切な人に保護してもらっていればいいけど…(´・_・`)｡
大我サイド
ディレクター「はい､OKでーす!本日の収録は以上になります!お疲れ様でした〜!!」
テレビ・アクエリアスでバラエティー番組の収録が終わり､
ぞろぞろと解散していく出演者達｡
スタジオのセットを片付けていくスタッフ達｡
意外にも早く終わり､時計を見ると12時過ぎなので､
テレビ局近くのカフェで昼食をとることにした｡
あまり目立たないテーブルに案内してもらい､
隣にはマネージャーの樹､
俺らの前には阿部ちゃんこと阿部亮平と､
さっくんこと佐久間大介が座っている｡
阿部ちゃんも番組収録に参加しており､
折角だからと､一緒に食べることにしたんだよね｡
店員「トマトパスタのお客様〜」
樹「あっ､彼(大我)です」
店員さんが俺らの前に注文したランチセットを置くと､「ごゆっくりどうぞ」と去っていく｡
佐久間「樹､さっきからノートパソコンを見て､何やってんの?」
樹「人を捜索してんの」
大我「まだ､見つからないの?」
樹「見つからねぇ…俺が開発した探索メカ､不調になってきたかな…(-_-;)」
阿部「その内､反応するだろ｡お昼､食べよ」
樹「だな…」
樹はノートパソコンを隅っこに置いてフォークを手に取り､
俺達はランチセットを食べる事にした｡
実は樹､さっき言っていた探索メカ(魚型)をはじめ､
様々な物を作るマイスターなんだ｡
まだ､湖に住んでいた人魚の嶺亜に送った魚型のラジオや､
海星型のテレビも､樹が開発したんだよ｡
魚型の探索メカは人を探すのはもちろん､
居場所を探ったり､人を追跡する事も出来るんだ｡
昨日､星輝が逃げる時に持っていたスマホから､
彼のお兄さんの写真を出して､樹に送ったの(星輝が部屋にいない間に､操作しちゃった｡ごめん､星輝(^_^;))｡
樹のスマホに来た写真を探索メカに通信して､
ノートパソコンに今の状況が映る仕組みになっている｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年6月4日 1時
