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大我サイド
大我「師匠は…離婚したお母さんの事をどう思っているんですか?急にいなくなって、恨んだりとかしてます(´・Д・`)?」
すると、しばらく師匠は黙り混んでしまった。
あっ、余計なことを聞いちゃったかな…(ーー;)?
大我「すみません…さっきの質問は」
手越「恨んでないよ」
大我「えっ?(・・?)」
手越「生きている時に親父が言っていた。『お母さんはお前を心から愛していた。それだけは忘れないでほしい』って。きっと、何か理由があって離婚したと思う。だから空気を読んで、親父に母さんの事を聞くのをやめたんだ」
大我「(そういう事だったのか)お母さんにお会いしたいと思った事は…?」
手越「どこにいるのか分からないけど、会いたい気持ちはあるね。でも、もう亡くなっている可能性もあるし、分からないや(^_^;)。親父が死んで、俺の家族はもういない。だけど、俺にはお前と嶺亜がいるから寂しくないよ」
大我「師匠…」
手越「血は繋がっていなくても、赤の他人でも、一緒にいれば自然と家族になれる。親父がそう言っていた。正直、2人がいなくならないでほしいって俺は思うな。あー、だけど大我には樹ちゃんがいるから、その内にここを出ちゃうか(^_^;)」
大我「ですけど、嶺亜は残ると思いますよ。コイツ、師匠の事が大好きでくっついて離れようとしないでしょうから(^_^;)」
手越「…だね。でも、この子もここを出ちゃうだろうし、寂しくなるかも(^_^;)」
大我「それは、どうでしょう…?」
手越「あはは…(^_^;)。大我、これからも3人で助け合っていこうな。俺達は、ずっと一緒だぜ(*^^*)」
大我「そうですね、師匠(*^^*)!」
嶺亜「むにゃむにゃ…(-.-)Zzz・・・・」
嶺亜の寝言を聞きながら、俺達は誓い合ったのだった。
番外編『先代の塾長のシークレット・アルバム』 終わり
『音楽塾の男たち Part3』に続く…。
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年6月4日 1時