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その頃…｡
手越サイド
手越「お疲れ様でした(^-^)!」
岸「あっ､塾長さん!お疲れ様っす(^_^)ゞ!」
俺は番組収録を終え､テレビ・アクエリアスを出て､
出入り口前に立っていた､警備員の岸優太くんに挨拶した｡
岸「だんだん暑くなってきたっすね〜(^_^;)」
手越「うん｡もうちょっとで､梅雨明けになるだろうね｡あっ､岸くん…」
男性1「あれ?城山じゃん!」
男性2「帰ってきたのか!」
岸くんと話していると､知らない男性2人が話し掛けてきた｡
岸「お知り合いっすか?」
手越「いや､知らない｡(男性2人に)ち､違います…」
男性2人「えっ?でも…」
手越「人違いじゃないですか?失礼しますm(_ _)m」
俺は逃げるように､駐車場へと走っていった｡
男性1「(手越を見て)城山かと思ったんだけどな｡もしかして､あの人｡城山の双子の兄だったりして」
男性2「いや､流石に違うだろ｡城山､一人っ子だって言っていたし｡行こうぜ」
岸「…」
男性2人が､そんな会話をしている事を知らないまま､
俺は車に乗って､音楽塾へと走らせた｡
嶺亜サイド
大我「城山さんのお姉さんが､聖レジーナ学院にいた(;ﾟдﾟ)!?」
嶺亜「しーっ!声がデカいって(｀へ´)!」
樹さんの車で送ってもらい､
音楽塾に戻ってきて､兄さんと夕飯の支度をしていた｡
塾長はまだ帰ってきていないので､
俺は聖レジーナ学院の廊下で､
シスター・ルチアに出会った事を兄さんに話した｡
大我「でも､たまたま同じ名前なんじゃないの?」
嶺亜「そんな事ないよ｡っていうか､塾長ってよくロザリオのネックレスを着けているじゃん?似ていたんだよ､その人が着けていたロザリオのネックレス!」
最初は､まっすーさんのお店に並んでいた､
ロザリオのアクセサリーを見て､
そこで買ったのかと思ったけど､
シスター・ルチアが着けていた､
ロザリオのネックレスを見て､確信したんだ｡
塾長が着けているロザリオと､
デザインが同じだからだ｡
大我「だけど､師匠は港町の学校に通っていたって言っていたから､聖レジーナ学院の出身な訳ないだろ｡たまたまなんじゃないの?」
嶺亜「あのねぇ!」
手越「ただいま〜」
裏口の扉が開く音と同時に､塾長の声がしたので､
俺達は会話するのをやめた｡
嶺亜&大我「お帰りなさい(^-^)/お帰りなさいませ(^-^)」
手越「もう､帰っていたんだ｡おっ､今日は生姜焼き?嬉しいねぇ(*^^*)」
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年6月4日 1時
