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嶺亜サイド

シスター「そうだったのね。聖レジーナ学院は広いから、迷うのも分からなくもないわ。教会まで、案内してあげる(^-^)」

嶺亜「あ、ありがとうございます(*^^*)!」

助かったぁ…(^_^;)。どうやら、この人はこの学院の関係者のようだ。

にしても、城山さんと同じぐらいにお嬢様のような雰囲気を出している。

女神のような…聖母のような…。

優しそうな笑みは、まるで…。

シスター「どうしたの?」

嶺亜「い、いいえ!何でもないです(^_^;)!」

シスター「そう。そういえば、まだ名前を聞いていなかったわね」

嶺亜「嶺亜です。中村嶺亜(^-^)」

シスター「ふふっ、可愛らしい名前ね(*^^*)」

嶺亜「ありがとうございます。あの、あなたは…?」

シスター「シスター・ルチア。聖レジーナ学院の教師で、教会のシスターよ(^-^)」

シスター・ルチアという女性はそう微笑むと、廊下を歩き出す。

俺は、その人の後に着いていった。



猪狩「あっ、嶺亜様!もう、大我様の撮影が終わっちゃったよ(^_^;)!」

シスター・ルチアの案内で教会に辿り着いて入ると、

ガリさんが呆れながら、話し掛けてきた。

嶺亜「ごーめん!迷っちゃって、教会の場所が分からなかったんだけど、学院のシスターに会ってここまで連れてきてくれたんだ。(振り向いて)ありがとうござ…って、あれ?(・・?)」

シスター・ルチアにお礼を言おうと、

扉の方を向くと、姿が見当たらなかった。

あの人、どこに行ったんだろ…?

樹「嶺亜、無事に戻ってきたのか」

嶺亜「あっ、樹さん。さっき、学院のシスターにお会いして、迷子になった俺をここまで連れてきてくれたんです。だけど、いなくなっちゃって…(´・Д・`)」

樹「そうなのか?うーん…」

滝沢「今日は学校は休みだけど、休日出勤で来たのかもな」

兄さん、城山さんと話していた社長が俺達に話し掛けてきた。

嶺亜「あっ、その人。聖レジーナ学院の教師で、教会のシスターをやってるって言っていました。多分、この学院の卒業生かと思います。確か、シスター・ルチアって名前だったかな…」

滝沢「うーん…俺が通っていた時は、そんな人はいなかったな。だけど、卒業生である可能性はあるね」

樹「社長、分かるんすか?」

滝沢「俺の勘だよ(^_^;)」

社長は苦笑いして、兄さんと城山さんの所に行った。

シスター・ルチア。

もし、あの人が学院の卒業生だとしたら…塾長のお父さんの恋人なんだろうか。

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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年6月4日 1時

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