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嶺亜サイド
港町の市場は、店員さん達とお客さん達の声がミックスしたかのように賑わっていた。
夕方の時間帯だから、午前中の時以上に騒がしい。
港町の市場には色んなお店があり、中には飲食店もある。
おつかいを頼まれる時に来る、お惣菜屋さんもあった。
手越「えっと、確か…あっ!ここだ(^-^)!」
塾長に連れられて来たのは、紫色の看板が飾られているお店。
『居酒屋 ヨコハラ』と書いてあった。
はっ?ヨコハラ…?
疑問に思いながらも、塾長と中に入った。
店員「いらっしゃいませ!」
手越「2人ね」
店員「かしこまりました!こちらの席へ…」
加藤「あれ?手越に中村くんじゃん」
嶺亜&手越「シゲアキ先生!/シゲ!」
聞き覚えのある声がして振り返ると、
塾長のご友人、シゲアキ先生が立っていた。
そして、もう1人。
手越「如恵留先生じゃん!」
如恵留「塾長、ご無沙汰しています(^-^)」
嶺亜「(シゲアキ先生と知り合い?)」
加藤「ここで会ったのもなんだし、一緒に食べようか。如恵留もいい?」
如恵留「えぇ、もちろん(^-^)」
手越「やった!嶺亜もいいよね(^^)?」
嶺亜「塾長がそう言うなら、喜んで…//」
ということで相席になり、4人で夕食を食べることになった。
食べたい料理が決まった所で、如恵留先生が「すみませーん!」と手をあげると、
近くにいた店員さんが「はーい!」と元気な返事と共に、テーブル席に来た。
横原「ご注文は…えっ!?嶺亜Σ( ゚Д゚)!?」
嶺亜「横原Σ( ゚Д゚)!?」
黒のTシャツにジーンズ、紫色のエプロンを付けた横原だった。
手越「嶺亜の友達?(・・?)」
嶺亜「はい、同じクラスで…」
そういえば、店の名前が『居酒屋 ヨコハラ』って書いてあったよな。
って事は…。
嶺亜「お前、居酒屋の息子だったのΣ( ゚Д゚)!?」
横原「言わなかったっけ(^_^;)?」
嶺亜「聞いてねーよ(^_^;)」
横原「え〜っ…あっ、如恵留先生とシゲアキ先生!来てくださって、嬉しいです(^-^)!」
加藤「うん。久しぶりに、一緒に飲もうと思って来たんだ(^-^)」
如恵留「ここの料理は美味しいし、参考にしたいよ(^-^)」
横原「ありがとうございます(^-^)!」
手越「あの…」
あっ、忘れてた!俺ったら、何で塾長の事を…!
嶺亜「すみません!塾長、紹介しますね。僕の友達でクラスメイトの横原悠毅です」
手越「初めまして。俺、手越祐也。音楽塾の塾長で、嶺亜の保護者だよ。よろしくね(^_^ゞ)!」
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年6月4日 1時