5-16 ページ17
大我サイド
皇輝「はっ!す､すみません!つい…(^_^;)｡改めて､弟を保護してくださってありがとうございましたm(_ _)m!ほら､星輝もお礼を言って」
星輝「う､うん｡嶺亜くん､マネージャーさん､如恵留先生｡そして､京本さん…ありがとうございましたm(_ _)m」
川��兄弟がペコリと頭を下げて､お礼を言う｡
大我「どういたしまして(^-^)」
良かったね､星輝｡お兄さんに会えて｡
あの後､川��兄弟の伯父夫婦は虐待の容疑で逮捕され､
伯父夫婦に雇われた男女の2人も逮捕された｡
川��兄弟は翌日､警察から事情聴取を受けて火事の事故から､
今までの事を正直に話したのだった｡
それから川��兄弟は少しの間､如恵留先生の家で過ごす事になったんだ｡
あれから数日後の午後｡音楽塾で過ごしていた時の事だった｡
手越「大我!川��兄弟からだよ!」
師匠がダンボールを持って､リビングに入ってきた｡
中を開けると､高級なお菓子と3通の手紙が｡
俺達宛てのようで､この前助けてくれたお礼であり､
川��兄弟がお小遣いで貯めていたお金で購入したらしい｡
嶺亜「兄さん､塾長」
大我「あっ､嶺亜｡川��兄弟からだよ｡この前のお礼だって」
手越「じゃあ､夕食の後でも…あっ!電話が鳴ってる!」
師匠は慌てて､リビングを出ていった｡
俺ら2人きりになり､ちょうど良いので､
嶺亜に話し掛けた｡
大我「嶺亜､あのさ」
嶺亜「兄さん､凄いじゃん｡樹さんから聞いたよ｡皇輝に会わせようと､星輝を連れて行ったんだって?」
大我「あっ…うん」
俺､いつも嶺亜を心配ばかりしていて､
あまり頼られていなかったかもしれない｡
大我「普段､お前に頼られていないと感じて､兄として悩んでいた事もあった｡だけど俺､星輝に頼られているから責任持って､皇輝がいる如恵留の家まで連れていくと決めたんだよ｡最終的には､お前が連れて行く形になったけど…(´・_・`)」
嶺亜「そんな事ない｡俺だって､困った時は兄さんに頼るよ｡俺達､兄弟だろ(^-^)?」
弟にそう言ってくれて､改めて兄弟の認識を再確認した気がする｡
大我「嶺亜｡俺は兄としてまだ未熟な所もあるし､こんな俺だけど､これからもよろしくね(^-^)」
嶺亜「当たり前じゃん｡ストイックで努力家で､律儀で優しい所が兄さんの良い所なんだから(^-^)」
お互いに笑みを浮かべ､俺らは抱き合う｡
嶺亜､大好きだよ(*^^*)｡
第5話『ネガティブ兄の奮闘劇』 終わり
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年6月4日 1時
