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星輝サイド

港町が見えて、あと少しで皇輝に会える!と希望を膨らませ、

京本さんと向かっていた矢先、あの2人が先回りで来ていたなんて…!

しかもナイフを持っているから、京本さんを殺そうとしている…!

京本さんは俺を助けて優しくしてくれたんだ。

そんな人を誘拐犯呼ばわりするなんて!あの2人も、伯父夫婦と同じように頭がおかしい。

伯父夫婦も、あの2人も許せない…!そう思った時、京本さんが言った。

大我「走れ、星輝!」

星輝「は、はい!」

京本さんの指示に思わず、体が動き出す。

男性「待て…っ!?」

カキン!

大我「この先は、行かせない…!」

京本さんが持っている短剣で、男性のナイフを受け止めて、足止めしてくれた…!

俺を皇輝の所に行かせる為に…。

女性「待ちなさいっ( `ー´)!」

星輝「…っ!?」

俺を捕まえようと、女性が追おうとした時だった。

カキン!

目の前には、細身の剣(?)で受け止めたピンク色の髪の男性…。

大我「樹!」

星輝「マネージャーさん!」

樹「間に合ったな!どうも追いかけてこないと思って妙だと思った。捜索して正解だったぜ」

星輝「ありがとうございます、マネージャーさん!」

樹「あぁ!星輝、今の内に行け!俺達も後で行くからな!」

星輝「はい…!」

京本さんとマネージャーさんが2人の相手をしている間に、港町へと走り出した。



星輝「はぁ…はぁ…ここまで来れば、大丈夫だよね」

走りまくって、港町に辿り着いた所で息切れした。

えっと、皇輝が保護されている場所は…あっ。

星輝「そういえば、京本さんから貰ったメモが…」

実はマネージャーさんの車に乗り込んだ時、

京本さんから皇輝が保護されている場所が書かれているメモを渡されたんだ。

万が一の時に、行かせるようにしたのかも。

星輝「(京本さん、ありがとうございます…(^-^))」

嬉しくて、つい笑みが溢れてしまう。

星輝「(港町の公園前…緑の木々が生い茂っている一直線の道…真っ直ぐに行くと白い屋根の一軒家が見えてくる…。と、書いてある。あそこに、皇輝がいるんだ!)」

皇輝!今、行くからね!

俺は皇輝が保護されている白い屋根の家に向かって、猛ダッシュした。

公園前を通りすぎて、一直線の道に入る。

あと少しだ…と、その時!

伯父&伯父の妻「星輝!」

星輝「っΣ( ゚Д゚)!」

目の前に、俺と皇輝をを実験台にする伯父夫婦が立ち塞がった…!

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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年6月4日 1時

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