【黒子のバスケ】帝光中バスケ部、強襲GO！【女主】

第23Q 性別と過去のお話 ページ26

「へー。赤司くん6.8だったんだ...。」

体育終了後、教室に戻っている時、その記録を聞いて
ジトっとした目で(正確にはきっと瞳孔が開いている怖い顔だと思う)征くんを見つめる。

「あぁ。.....(この雰囲気だと藍原と呼んだ方がいいな。)藍原は？」

まあただの負け惜しみなんだけどね。
つくづく自分が嫌になるわ。

「6.9。ちょっと負けたけど次は負けないから！」

ちょっとさっきのは完全にやり過ぎたと思うので明るめに言ってみる。
歯を出して笑いながらね。

「ぷっ、望むところだよ。」
吹き出しながら言われた。そして

「でも、女子でその記録って凄いんじゃないか？」
と。

.....ちょっとこれは来る物があるなぁ...。
拳を握りしめて、彼に振り返る。

「赤司くん、ちょっと言い難いんだけどさ」

【私も大輝みたいに身長高くなりたい！】
【うわ、女の癖に中学生締めたとかマジかよ！
女じゃねえだろこいつ！w】
【やーい男女！】

「.....ごめん！何でもないや！征くんごめんな！」

そう言って言いかけてやめる。
【性別】それは過去のトラウマの一つだったりする。

「.....すまなかった」

何かを察したのか、眉を寄せて謝ってくる征くん。

「なーに大丈夫だ！！可愛い顔が台無しだぞー！笑え！」

謝ってくる彼の頬を引っ張るとやめろ、と止められた。てか握力強いよな。私。
ちなみに6年の時左だけで49だったぞ。右は53。

すると、
「Aちゃん！次英語だって！」
今さっき仲良くなった、私より少し身長の高いみっちゃんがそう話し掛けてくれた。

おー！と返事をして、征くんに先に行くね！と言う。
まあ、男だったらこんな可愛い女の子とこんな近い距離で話すこともなかっただろうけど。




*
あの、こういう所でこのような発言をするのは控えたいのですが我慢できません。
「虹赤は最高だ。襲っ((ry」ありがとうございました。

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