【黒子のバスケ】帝光中バスケ部、強襲GO！【女主】

第15Q さつきとお弁当 ページ17

「え、えっ！！
エマさんって隠し子がいたの！？」

「お前らまさか、「生き別れの姉弟」って奴か！？」

「でも全然似てないよ！？」

「いや、でも頑張れば...
二人とも身長が低いって事くらいか！？」

わぁ、混乱してる。
4つ目の大輝の発言は少しイラッと来たので鼻フックを仕掛けた。
なんか喚いてるけど知らない。

まあ解説してやろうではないか。

「正確には設定！！
ほら、よくやるでしょ！？
〇〇が父親でー的な！」

「ままごと か！」

「違う！」

違うわ！！なんでおままごとなんだよ！
私ら今年で13歳だバァカ！

「あぁ、要はただのいつものAちゃんの暴走かぁ...。」

「暴走ってなに！？」

そんないつも暴走したつもりは無いぞ！？
今日は口から出た発言だけど...

すると征くんは少し目を見張って、
「クスッ」と笑った。

「あああほら可愛いだろ！！
おまけに童顔と来た！これこそ私の弟像！」

征くんの肩を持ってガシッと掴みながら言った。
いやお前ら引くな。ショタコンとか思ってんだろどうせ。知ってんだからな。

あ、購買に行かないと。今日弁当持ってきてないんだよね。
そう思い、立ち上がって財布を取ろうとすると

「ま、まぁ取り敢えずお弁当食べよ？
あ、大ちゃんとAちゃんの分作ってきたよ！」

ピキっ

大輝と私の間が氷点下に包まれた。

大輝の顔を見ると、頬がコケている。
きっと私もそんな顔をしていると思う。

「あー、あー！今は腹減ってねーやー！
さつき、ごめん！今日食べれねーわ！」
「あああ、お、俺もだー！なーんか腹減ってねーんだよなぁー」

精一杯の努力によって免れるかと思ったら

ぐーーー

どうやら神様は残酷なようで。

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