【黒子のバスケ】帝光中バスケ部、強襲GO！【女主】

第12Q お姉ちゃんと弟 ページ14

母の話をすると赤司くんは少し下を見て俯いた。

あ.....。ちょっと待って、も、もしかして赤司くん、お母さんが居なかったり.....する....？

「えっ、えと...赤司くん、ごめんな」

焦って謝罪の言葉を口にすると彼は少し目を見張って

「いや、気にしなくて良い。
大丈夫だから。」

そうニコリ、と笑って大丈夫だと言う赤司くん。
無理矢理笑顔を作っているように思えてきて、
少し胸が痛んだ。

すると
「よ、よし！なら私が君のお姉ちゃんになろう！！」

なんて言葉を私は無意識に口走っていた。

あれ、な、何言ってんだ私。
ほら、赤司くんも何言ってんだこいつみたいな顔してるよ。

あああ！もうどうにでもなれ！

「赤司くん誕生日いつ！！？」

「12月20日、だが」

「あ！私の方が早いぞ！私11月21日だからな！」

小学生あるあるを口に出してみる。
いいんだよ！この前まで小学生だったんだから！

赤司くんはポカーンと口を開けて、

「ぷっ」
と可愛い顔で笑った。

可愛い！可愛いよ！！
因みに私はショタコンじゃないぞ！

でも、流石に無理があり過ぎたか...？
と思い、赤司くんの反応を待つ。

「分かった。藍原が姉さんだな。よろしく。」
と笑いながら言ってくれた。
なんだこの子、マジ天使！
私一人っ子だし弟とか憧れてたりするんだけど、マジこういう弟欲しい！！

「ああ、弟よ！」
赤司くんの手をギュッと握りしめてそう言うと、また笑ってくれた。





*作者は7人兄弟の末っ子なので(全員社会人)赤司くんのような弟が欲しいです。
いやでも桜井くんみたいな弟((ry

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