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＊
あれから1週間。
久しぶりのオフ。
昨日は珍しくふたりで夜更かしして、
くだらない話をしながら、明け方まで笑い合った。
次の日、中々起きれない俺とは対照的に、
キッチンからは美味しそうな匂いが漂ってくる。
目を開けて、キッチンの方を見ると、
彼女が鼻歌を歌いながらフライパンを振っている。
(もう少し、傍にいてくれたらいいのに、)
空いてしまった隣を見ながら、
彼女の後姿を眺める。
よく見れば、俺の大きなTシャツを着ている。
(何それ///誘ってんだろうか、////)
「ん？祐希？」
「・・・・・・。」
「おはよ。朝ご飯できたよー。」
起こしにくるAさんの手をとると、
彼女は、ふわっと笑って俺の頭をワシャワシャ撫でた。
「おはよ。服着て？」
「俺のTシャツ・・・」
「あ、そうだった(笑)ごめん、返そうか？」
「ううん。着てて、」
かわいいから。
そう言うと、目の前のAさんの顔がぶわっと赤くなる。
あ、何か意外かも、かわいい・・・。
「もう、食べるよ！////」
「誘ってんでしょ、」
「さ、誘ってませんっ！！////」
「・・・・・・もう少し、」
「もう、」
起きて。
少し強めの口調。
でもその瞬間、俺の唇に触れるだけのキスをして、
彼女はしてやったり顔をして笑った。
「/////やっぱ、誘ってる？」
「私、もう食べるよー。」
「んー…。」
オフの日のバレーとは離れた雰囲気。
テーブルに並べられた朝食。
手際よく用意する彼女。
もう。
バレーをしろ、なんて言わなくていい。
痛い思いも、辛い思いも、
させなくていい。
ただ、ずっと俺の隣で笑っててほしい。
だって、それが幸せだと思ってしまったから、
「Aさん、」
「ん？」
「ずっと隣で笑ってて、ずっと一緒にいて、」
そう言うと、彼女は、
一瞬驚いていたが、
すぐに穏やかな顔で笑って、うん。と小さく頷いた。
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いろは(プロフ) - ナオさん» 読んで頂きありがとうございます！大変な思いをされたんですね。この話はもちもんフィクションですが、ナオさんが大切な人と幸せでありますようにと、願っています。逆サイドの話検討してみます！ (2020年3月15日 9時) (
レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - とても楽しく読ませて頂きました！！これ、逆サイドの話しも読んでみたいです(* ´ ▽ ` *)私、彼と同じスポーツしてるのですが、事情があって私だけ辞めてしまったんです。おまけに今、左膝後十字靭帯損傷していて、めちゃ重なって思えて、余計刺さりました。 (2020年3月14日 11時) (レス) id: d85b846b30 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - ユウカさん» コメントありがとうございます(ToT)嬉しいです!(^^)!次回作も頑張るのでまた読んで下さい(>_<) (2019年12月6日 22時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ - 更新お疲れ様でした！本当に最高でした、何回も読み返そうと思います！次回作も楽しみです！ (2019年12月6日 20時) (レス) id: 18559518cb (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - ユウカさん» コメントありがとうございます(^^)励みになります！更新頑張るのでまた見て下さいね!(^^)! (2019年12月1日 6時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは
| 作成日時：2019年11月24日 3時
