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窓の外から見えた白い雪を眺める。
(通りで寒い訳だー…。)
ライブを終えて自分が汗だくのなのはわかっているけど、
早いとこ着替えないと絶対に風邪ひくやつだ。
「さむ…。」
とりえあえず汗を拭いてTシャツを着替える。
いつもの黒いTシャツと黒のワイドパンツを脱いで、
着ていた細身のスキニーと大き目のパーカーに袖を通した。
「んう…寒いなぁ…。」
寒さを紛わすように、ビールを買いに人混みの中へ。
ビール片手にウロウロしていると、メメのTシャツを着ていた子と目が合った。
「Aちゃん！？」
にこやかに手を振って、バックヤードに戻る。
インディーズの私たちのTシャツ着てくれてるなんて、嬉しいような・・・でも少しむず痒くなる。
スマホの時計を気にしながら、お目当てのステージの方を覗いてみると、
これからライブの彼がストレッチしていた。
バッチリ目が合ったのでなんとなく手を振ってみると彼は呆れた顔で私に近付いてくる。
「お疲れ、寒そう。」
「ふふふ。ビールで体温を上げております。」
「何それ(笑)これ着とけ。」
「え。」
「いいから！」
半ば強引に渡されたのは彼のコーチジャケットで、
パーカーの上からもピッタリのそれを遠慮なく借りることに、
「玄くん、寒くないの？」
「いや、これからライブだし！」
「あーいや終わった後とか・・・。」
「心配とかしなくていいから、後輩は甘えとけ！」
「何でそういう時だけ先輩面するの〜。」
「先輩だろ。」
得意気な玄くんは、目尻に皺を寄せていつもの笑顔で笑う。
「お、A。ライブかっこよかったぞー。」
「こへさーん！」
「あれ、前髪切った？」
「あ、ほんまや。なんか幼い(笑)」
「切りすぎてしまいました。。。(笑)」
後ろからこへさんとヒロくんがいつものように声をかけてくれる。
「あれ、A、前髪切った？」
「そうですー！」
後から来た隆ちゃんに指摘されて、ヒロくんは馬鹿にしたように幼稚園児みたいやねえと笑う。
ひどくないですかねぇ。
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いろは(プロフ) - とろろのすけさん» ありがとうございます！現在、執筆中です(^^) (2020年1月29日 11時) (
レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
とろろのすけ(プロフ) - 玄さんの長編もっと読みたいです、、！ (2020年1月28日 22時) (レス) id: 70d96213e6 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - なさん» ありがとうございます！また検討してみます(^^) (2019年12月2日 14時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - 楓さん» ありがとうございます！また、まるさんかくしかくの方に短篇はアップさせて頂きます(^^) (2019年12月2日 14時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
な - またGENさんの長編が見たいです、、 (2019年12月2日 14時) (レス) id: 9d378c9bf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは
| 作成日時：2019年6月18日 23時
