Lemon

○寝顔 ページ38

episode17...寝顔









朝起きると、
体があったかくて、


誰かに抱きしめられている感覚があって、




目線を上にすると、

すーすーと寝息をたてる、玄師くんがいて、






その大きな胸に、いつものように、
スリスリとすり寄る。



あぁ、玄師くんがいる。







玄師くんのにおいがする。








「朝から、かわいい、」


「え、おきてた？？///」


「今、起きた。」


「はず・・・、///。」


「かわいい、」


「やめて///」









後頭部を優しく撫でられて、
頭に顔を近づけて、





Aのにおいだって、言う玄師くんを見て、



きゅーん、と心が締め付けられる。









同じ気持ちなんだ、って








実感する。









「玄師くん、」


「くん、いらない。前から思ってたけど、」


「え・・・えっと・・・よねちゃん。」


「何で、苗字・・・。」







ぶすっとする彼が可愛くて、わざと苗字を呼ぶと、






唇を寄せられる。







「え、っ・・・ちかいっ・・///」


「呼ばないとこのまま。」


「え、え、あ、・・・・・け、」


「け？」


「玄・・・、師・・・・。」


「うん、なに？」









にこっと嬉しそうに笑って、

唇にキスを落とされる。






あれ、キス魔なのね、玄師くん。









「玄師くん、キス魔。。。」


「あ、またくん、つけた。」


「つけてなっ・・・・んぅっ・・・、」









「くんつけたら、キスする。」


「まじか・・・////」









それ、ご褒美です、なんて言えず、

玄師、やらしー。というと、


うん、俺、やらしーのよ。と笑うのだ。

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