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●プロローグ ページ4

episode0.5...プロローグ2









鷲谷さんとの、対談を終え、
一息つきながら、他愛ない話をしていた時だった。


若い女の子がリュックを背負って、
鷲谷さんに、会いに来たのは、






はつらつとしたその雰囲気に、
元気だな、と思った。







ぼーっとふたりの会話を眺めていると、
ふと、鷲谷さんが、









「ファンだったよね!」








と彼女に言う。
ファン?誰の?









彼女も、少し戸惑っていたが、
鷲谷さんの、口から、





ハチ、ニコ動の単語が出ると、




彼女は、めちゃくちゃ驚いた様子で、
俺を見た。






あ、俺の、ファンってことね。









緊張しながらも、
一生懸命、俺に、ファンだと言うことを伝えてくれる。


曲も知っていてくれて、
握手してください、と言われ、
手を出すと、彼女は、ハニかんで笑いながら、
嬉しそうに手を握ってくれた。






小さい手だと思った。









彼女が奥に消えていき、
鷲谷さんが、あんなに大興奮のA久しぶり、と笑う。






Aちゃん。と言うらしい。









彼女のことは全く知らないが、
ここに平然と入ってこれるということは、
多分、業界の関係者。









「鷲谷さんの子ども?」








というと、鷲谷さんは、盛大に吹いた。









「それは、ないだろ!!(笑)」


「ですよね、冗談です。」


「米津君も、そんなジョークが言えんのね。」


「えぇ、まぁ、あ、アイドルとかですか?」









と聞くと、彼は、あー紹介すんの忘れてたな、と苦笑い。








「いやー俺は、てっきり緊張して、声出てないのかと、」


「え?俺が?」


「あれ?顔見たことないの?」


「??」


「あーえ、ライブ行ったことないの?」


「・・・??ごめんなさい、話がよく・・・、」


「さっきの子、米津君が、大好きなとあるバンドのVo.なんだよね。」


「え・・・、」









「LETRAのVo./Gu.、Aだよ。」









「え・・・・・。」


「あ、フリーズした。」









そう、衝撃的な発言により、
俺の思考回路がショートしたあの時、






まさに、俺は、


大好きだったLETRAのVo.に出会ってしまっていたのだ。

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いろは(プロフ) - ふらわぁさん» ありがとうございます!私も初めて米津さんを書いた作品だったので、ちょっとキャラが掴めてない部分もあるかもしれません(笑) (2019年7月17日 11時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ - 米津玄師の夢小説初めて見たけど米津玄師ってこんなキャラだっけ!?って言うほど甘えん坊で可愛い! (2019年7月17日 2時) (レス) id: 405748e817 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - 桃さん» ありがとうございます!嬉しいです!続編を、短編集3にて、細々と書いているのでそちらもよろしくお願いします(^^) (2018年3月18日 19時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃくちゃ切なくなりました!お互いに嫉妬しあったりして可愛かったです。 (2018年3月18日 17時) (レス) id: d96ed757e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いろは | 作成日時:2018年2月18日 2時

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