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ページ13

系さんの電話が鳴る。


スマホの画面を見ながら、
彼は顔を歪めた。



(多分・・・・警察かな?)




私を心配してくれて、事情聴取も受けずに、
こちらに来てくれたのだろう。




「私は、大丈夫だから、系さん帰って休んで?」




そう言うと系さんは、一瞬難しい顔をしたが、
わかった、と呟いて、
病室を後にした。






----------------------------




病院から出て警察へ向かうと、
事情聴取を受けていたミコトと遭遇する。





「事情聴取ですか?」





と声をかけられ、中堂は目も合わせずに、





「話すことはないんだがな、」






と呟く。






そのままサッと横を通ろうとすると、
ミコトが進路を塞ぐ素振りを見せたので、
中堂は立ち止まった。









「犯人・・・助かりました。」


「素人はダメだ。」






そういうと、中堂は、ミコトをかわしながら、





「刺す場所をわかっていない。」





平然とそう言い放った。






警察署の扉が開き、
走ってきた久部がミコトと中堂を見て、立ち止まる。








「Aをあんな目に合わせて・・・・何も思わないんですか・・・?」








ミコトの言葉に、中堂は足を一瞬止めるが、
返事をすることなくまた歩き始める。




すると、ミコトは、









「UDIラボをやめてください。」









と言った。

中堂は再び、足を止める。





「貴方がいると迷惑です。」



「誰に何を言われようとやめる気はない。」



「だったら、







糀谷夕希子さんの事件のことを話して?







貴方の気持ちを考えたり、遠慮するのが、クソ馬鹿馬鹿しくなりました。」









‟糀谷夕希子‟の名前に中堂は、一瞬目を見開き、
振り返って、ミコトを見た。









「さっさと解決して、永遠の問いに決着つけましょうよ。・・・・・同情なんてしない。絶対に。」









中堂はミコトを一瞬見つめるが、
また踵を返して、







「お前には、関係ない。」






と呟き、警察署の中へ入って行った。

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設定タグ:アンナチュラル , 中堂系 , ドラマ   
作品ジャンル:恋愛
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いろは(プロフ) - ハナさん» わかりました! (2021年1月7日 14時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - ここではなんですので、ボードに書いていいですか……? (2021年1月7日 14時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - ハナさん» 大丈夫です! (2021年1月7日 14時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - いろはさん» 質問大丈夫ですか? (2021年1月7日 14時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - あームさん» ありがとうございます!嬉しいです(^^)頑張るのでまた、読んでやって下さい! (2018年2月20日 18時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いろは | 作成日時:2018年2月15日 18時

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