・ ページ12
病院のベッドで目が覚めた。
右手に温かさを覚える。
「・・・・系さん・・・。」
ずっと握っていたであろうその手は、
少し、汗ばんでいた。
「・・・!!起きたか・・・・、」
「はは、やってやりましたよ。」
「お前はっ・・・・。」
「系さん。私ね。ずっと考えてた。姉さんが死んで、その死の真相を追い求めてきたけど、系さんの傍に戻ってきた理由が自分でもわからなかったの、」
「・・・・。」
「ようやくわかった気がした・・・。」
「・・・・・・。」
「系さんを、あの暗闇に閉じ込められている貴方を、私は、引っ張り上げるためにここへ戻ってきた。」
「・・・・A・・・。」
「必ず、あの死の真相を解く・・・・けど・・・・」
‟貴方を犯罪者になんか、絶対にさせない。‟
「系さんは、私が守る。」
「馬鹿、言うな・・・。」
「本気。」
「・・・・お前に何かあったら、俺は・・・、」
「私は・・・貴方のためだったら喜んで死ぬわ。」
そういうと、彼は、私の頭をそっと抱きかかえる。
優しく優しく触れるその大きな手が、
ずっと、ずっと、好きだったの、
例え、貴方が姉さんの恋人でも、
401人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いろは(プロフ) - ハナさん» わかりました! (2021年1月7日 14時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - ここではなんですので、ボードに書いていいですか……? (2021年1月7日 14時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - ハナさん» 大丈夫です! (2021年1月7日 14時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - いろはさん» 質問大丈夫ですか? (2021年1月7日 14時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - あームさん» ありがとうございます!嬉しいです(^^)頑張るのでまた、読んでやって下さい! (2018年2月20日 18時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いろは | 作成日時:2018年2月15日 18時