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私と交代したにも関わらず、
中堂さんは、相変わらず、不機嫌そうだ。








そして、残る一体のご遺体を前に、
ついに堪忍袋の緒が切れたのか、





「いい加減にしろ、必要な情報は現場の状況だけだ。
自 殺に誘導するためのクソくだらない話いつまでもグダグダと・・・!」


「私は先生たちの役にたつかと・・・!」







刑事さんとのやりとりが静かにヒートアップするなか、
ちゃきちゃきと手元を整えて、
ご遺体の縫合を済ませた。







「中堂さん、クソつまんない言い合いしてる間に終わりましたよ。」


「チッ。」


「それで?」


「一酸化炭素中毒で間違いないですね。」


「よーし!!」








あと、一人!と喜ぶ、刑事さんに、
日本にもこんな薄情な刑事さんいるんだー・・・なんて、
思いながら、手袋を外す。



残るは、三澄班が解剖中の、
身元不明の遺体のみ。







全員が見守る中、(中堂さんは、帰ろうとしてる。)
ミコトが、刑事さんを呼んだ。









「毛利さーん。心臓穴見てください。」


「なんですか?自 殺の証拠?」


「左心室が赤いのに比べて、右心室が暗い。左右の色調さが明瞭です。」


「一酸化炭素中毒だよね・・・?」









「凍死か・・・・。」




私の呟きに全員が、顔を見合わせた。






「「「「凍死!?!?」」」」









「はい。凍死です。」









ミコトの説明に、
刑事さんも、ぽかーんとする。

そりゃそうだ。状況を聞く限り、
練炭自 殺をした集団の中に、

凍死のご遺体なんて、普通ならあり得ない。









「事件の匂いですね〜…。」







そう言うと、
ハッと、中堂さんが笑った。









「よかったな、他殺で。」


「まだ、他殺だと決まった訳じゃな!!」









食い下がる刑事さんに、
呆れて、マスクを取る。









とミコトが胃の内容物の中から、
不審な物を発見する。









‟ユキオトコノイ
  タスケテ花‟









「・・・・ダイイングメッセージってやつね。」









そういうと、刑事さんの顔色が変わる。








「これでもまだ、自 殺ですか?」








ミコトの言葉に、刑事さんは、
押し黙った。

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設定タグ:アンナチュラル , 中堂系 , ドラマ   
作品ジャンル:恋愛
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フィアー(プロフ) - いろはさん» 質問いいですか? (2021年2月5日 7時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア(プロフ) - 誰でもいいのでcssの意味を教えてくださいませんか? (2018年5月3日 13時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - ミリアさん» すみません!私のでは表示されてないみたいです(^^; 何で出てるんでしょう、、すみません、理由がわからなくて..... (2018年5月3日 12時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア(プロフ) - 題名や説明文とかが書いてある所にcssって書いてありました… (2018年5月3日 11時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - ミリアさん» すみません!cssってどこにでてきますか??(^^; (2018年5月3日 11時) (レス) id: aef4d38a58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いろは | 作成日時:2018年2月7日 1時

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