ep.3 扇風機 ページ8
織山side
まだ6月とはいえ暦の上では夏、
今日はカーディガンは着ず、半袖にした。
学校は冷暖房が付いてないから、ハンディファンも持っていく事にした。
お気に入りのチル曲を聴きながら教室へ入ると
綾「織山くん！おはよ！」
綾瀬さんが話しかけてきた。
そっか、そら昨日あれだけ話したら今日も話しかけてくれるか。
『…おはよ。』
彼女と会話を続けるつもりは無いけど、一応イヤフォンを外した。
綾「それ、ワイヤレスのやつだよね！いいな〜初めて見た！みんな見て！織山くんAirPodsだよAirPods！」
綾瀬さんが声をかけると続々とみんながやって来た。
…都会とは反対に田舎は似た雰囲気の人が多い。
こんな態度の僕に優しくしてくれている時点で、
みんな優しい人なんだと思う。
「しかも手に持ってんの手持ちの扇風機じゃん！」
「いいな〜涼しい？」
『…使う？』
「やった〜！」「織山くんありがとう！」
…あと、過去にタイムスリップしたのかってくらい情報が遅い。
僕が普段使っていたものを珍しそうにみんな見ていた。
僕はそのアイテム達をおとりにしてひっそりと教室を抜け出した。
僕の行き先は
屋上。
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ゆに。(プロフ) - とあちさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けるととても励みになります！更新頑張ります！ (2021年10月2日 0時) (
レス) id: d4814ef93e (このIDを非表示/違反報告)
とあち(プロフ) - とっても素敵です！(泣) もっともっと読みたいです！更新頑張ってください♪ 応援してます！ (2021年10月1日 10時) (レス) id: eeea52000f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆに。 | 作成日時：2021年9月28日 14時
