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ep.9 七夕 ページ33
竜生のお陰で、ずっと気を張っていたのが一気に解けた気がして、帰り道は今までにないくらい竜生に甘えていた。
子どもの頃に戻ったような気がした。
そんな気持ちで呑気に歩道の縁をバランスゲームをするように歩いていると、
深「Aちゃん」
後ろから竜生に呼びかけられた。
『何ー？』
また子どものように体をくるっと180度回転させて返事をする。
深「今度の七夕祭り、一緒に行きませんか？」
『え！行きたい！』
七夕祭りというのは、毎年島の神社で開催される大きなお祭りのこと。
毎年島内外から人が押し寄せる大人気イベントだ。
深「約束ですよ？」
『うん、約束！』
そう言って小指を出すと、照れくさそうに小指を絡めてくれた。
そんな子どもみたいな無邪気な時間が、49日前から今までで1番幸せな時間だった。
続く (更新停止中)
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ゆに。(プロフ) - とあちさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けるととても励みになります！更新頑張ります！ (2021年10月2日 0時) (
レス) id: d4814ef93e (このIDを非表示/違反報告)
とあち(プロフ) - とっても素敵です！(泣) もっともっと読みたいです！更新頑張ってください♪ 応援してます！ (2021年10月1日 10時) (レス) id: eeea52000f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆに。 | 作成日時：2021年9月28日 14時
