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織「織山尚大です。よろしくお願いします。」
自己紹介と言うにはあまりにも短く、名前の読み方しか分からなかった。
黒板に名前も書かないため、漢字も分からない。
先生「じゃあ、織山の席そこだから。」
隣の列の1番前。
窓側の席に彼は座った。
先生「みんな仲良くするように。これで朝のHRを終わります。」
その声がかかった途端教室がざわざわした。
女子からは「イケメンじゃない？」「話してみたい！」
と声が。
男子からは「おい誰かいけよ！」「でもちょっと話しかけづらそうじゃん。」
と。
確かに話しかけづらそうな雰囲気ではあったが、それは転校生特有のやつだろうと思っていた。
「なぁ、どっから来たの？東京？」
クラスのムードメーカー的な存在の男子が初めに話しかけた。
織「…そう。」
彼は面倒くさそうに答えた。
人見知りとかそういうのでは無く、話す事を避けているように感じた。
「…へぇー。」
話しかけた男子もそれを察したのか、その後質問を続けなかった。
教室に沈黙が流れる。
織山君は何も言わず教室を出ていってしまった。
「感じ悪いな。」「カッコつけてんのかよ。」
彼が教室を出た途端そんな声が色々なところから聞こえた。
あまりいい気がしない。
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ゆに。(プロフ) - とあちさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けるととても励みになります！更新頑張ります！ (2021年10月2日 0時) (
レス) id: d4814ef93e (このIDを非表示/違反報告)
とあち(プロフ) - とっても素敵です！(泣) もっともっと読みたいです！更新頑張ってください♪ 応援してます！ (2021年10月1日 10時) (レス) id: eeea52000f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆに。 | 作成日時：2021年9月28日 14時
