Please tell me**34 ページ36
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見掛ける度、Aは笑顔だった。
「それでね、この間、」
「えぇ！？なにそれ〜！」
どれだけくだらない話でもAは笑っていた。
俺はいつも笑ってる奴はあまり好きじゃないんだけど、Aだけは不思議と別だった。
いつの間にか俺はAの笑顔だけ見るために、時間があればAを探した。
休み時間にAを見付け、Aの笑顔を例え数秒でも見られたら俺は幸せで癒されて授業に集中できた。
そんなある日、いつものようにAを探していると角を曲がった時ドンッと誰かにぶつかってしまった。
そう、それがAだった。
「いたた……あ！大丈夫！？怪我してない！？」
転んだ自分よりも転んでない俺の心配をしてくれるA。
Aと初めて言葉を交わしたのはこれだった。
「いや…大丈夫」
「そっか！じゃあまたね！」
そう言ってAは笑うと走っていった。
俺はただ黙ってAの背中を見つめていた。
その時Aに一人の男が近付いた。
それが浅野だ。
浅野とAは話しながら廊下を歩いていった。
そんな二人を見て今までに無かった感情が俺を支配した。
『なんでそいつとの話で笑ってるんだよ』
この感情が嫉妬と気付いたとき、もうひとつの事に俺は気付いた。
「ああ……そっか…だからか……」
だからAの笑顔を見ていたら幸せでなんでも頑張れる気がしたのか。
なんだか全てに納得できた。
中学二年、春。
俺は立花Aに恋をした。
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木戸藍楽(プロフ) - 結衣さん» そうでしたか！大丈夫です！！わざわざありがとうございました！ (2015年12月19日 23時) (
レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 木戸藍楽さん» こちらの手違いでした…汗 すみません!! (2015年12月19日 21時) (レス) id: 5d8cb54828 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます！！Ａ……ですか？もしかすると目次ページの上にあるお名前にＡとされてませんか？違ったならどこからＡになってるのかお教えください… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - めっちゃいい話ですネ!!あと、名前がずっとAになってるんですけど、どうしてでしょうか… (2015年12月19日 7時) (レス) id: 5d8cb54828 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 蒼浬さん» 44話は私も辛かったです(笑) 業くんの脆い面を上手く表現出来ているのか不安です……ありがとうございます！頑張ります！！ただ業くんが可哀想に思えてきてなかなか更新する勇気がないんです…(笑) (2015年12月15日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木戸藍楽
| 作成日時：2015年11月27日 23時
