【暗殺教室】お母さんの話をしようか【赤羽業】

Please tell me**03 ページ5

次の日になり私は朝早くから学校に来た。


「浅野先生って女子に人気だからなぁ…」

個人で話せるなんて事が早々ない。
いつ聞けばいいんだろうか…

と悩んでいるとホームルームが始まってしまった。


「皆さん、おはようございます。ホームルームを始めます」

と浅野先生が言うと女子の目はハートになっていた。

ホームルームが終わってすぐに浅野先生に話し掛ければ大丈夫かな…？


とすぐに動けるようにしているとホームルームが終わってしまった。

私は誰よりも早く浅野先生の前に行く。


「どうかしましたか？」
「あ、あの…浅野先生ってこの人知ってますか？」


とスマホの画面を前に出すと驚いた顔をして固まった。

「どうして君が………ああ、そう言えば赤羽……業の娘さんだったね。３年には息子さんも居た筈だね」

と浅野先生は私から優しくスマホを取るとどこか愛おしそうに画面に写るAさんの写真を見つめた。

浅野先生はやっぱり知ってるんだ。


「あ、あの…昨日お父さんの部屋に入ったときにアルバムを見つけて…それでこの人がお父さんとよく一緒に写っていたから…」


と浅野先生の前に来るとどうしても緊張で早口になってしまう。

それでも浅野先生は聞いてくれて、私とスマホを交互に見た。


「彼女はここの卒業生だよ。君の知る通り僕だってそうさ。業もね。業と…いや、業のクラスと僕等のクラスはいつもライバル同士にあった」

浅野先生は椅子に座りながら話してくれた。


やっぱり浅野先生に聞いて正解だったかも。

Please tell me**04→←Please tell me**02

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す