Please tell me**31 ページ33
そうか。
夏希は覚えてるのか。
「なっちゃん…覚えててくれたの？」
「うん。お母さんも覚えてる。て言うか、今思い出してきた」
と笑う夏希。
お義母さんは泣きながら頷いた。
「あの、お義父さん居ますか？」
「えぇ…ッ居るわ…」
と言って家に入っていくお義母さん。
やっべ…
緊張してきた。
また殴られんのかな……
避けれない事はない。
でも俺が避けていい拳じゃない。
「お父さん…どう言うこと？Aさんとは別れたって先生……」
「別れてない。結婚して、冬花を産んですぐに息を引き取ったんだ」
と言うと冬花は大きく目を見開いて俺を見る。
その時凄い殺気を感じて玄関を見ると、お義父さんが立っていた。
久し振りに見るお義父さんは痩せ細っていて、それはお義母さんもだった。
「何しに来たんだ、業くん」
「Aに線香をたてに…伺いました」
「君とAの結婚はAを幸せにするって約束で結婚を許した筈だ」
と言われて頷くだけしか出来ない。
「はい…本当に申し訳ありませんでした」
とお義父さんに頭を下げる。
ここら辺、人通り少なくて良かった。
人通り多かったらお義父さんにも迷惑をかけてしまう。
「大切な娘を奪われて、謝って済むと思ってるのか！」
「止めて！貴方！」
とお義母さんの静止の声が俺には聞こえるけど、頭に血が昇ったお義父さんには聞こえていないようで胸ぐらを掴まれる。
やっぱ殴られるのかな……
まぁ俺の自業自得か…
俺は覚悟を決めて目を閉じた。
Please tell me**32→←Please tell me**30
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 178人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木戸藍楽(プロフ) - 結衣さん» そうでしたか！大丈夫です！！わざわざありがとうございました！ (2015年12月19日 23時) (
レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 木戸藍楽さん» こちらの手違いでした…汗 すみません!! (2015年12月19日 21時) (レス) id: 5d8cb54828 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます！！Ａ……ですか？もしかすると目次ページの上にあるお名前にＡとされてませんか？違ったならどこからＡになってるのかお教えください… (2015年12月19日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - めっちゃいい話ですネ!!あと、名前がずっとAになってるんですけど、どうしてでしょうか… (2015年12月19日 7時) (レス) id: 5d8cb54828 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 蒼浬さん» 44話は私も辛かったです(笑) 業くんの脆い面を上手く表現出来ているのか不安です……ありがとうございます！頑張ります！！ただ業くんが可哀想に思えてきてなかなか更新する勇気がないんです…(笑) (2015年12月15日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：木戸藍楽
| 作成日時：2015年11月27日 23時
