2. 海軍の軍艦 ページ2
ウソップ「た、大変だ〜〜！！」
釣りをしていると急に騒ぎ出すウソップ。
なにか慌てているようだ。
ルフィ「ウソップ？どうしたんだ？」
ウソップ「ルフィ！！あれを見ろ！！」
ウソップが指差す方へルフィが視線を向ける。
そこには海軍の軍艦があった。
ルフィ「海軍？！」
ナミ「なんでこんなところに！？しかもこっちに向かってきてない？！」
ゾロ「一隻だけか？珍しいな」
フランキー「砲撃の準備するか？」
ウソップ「バカ！よく見ろ！！乗ってるヤツだよ！」
サンジ「乗ってるヤツ？」
ウソップがサンジに双眼鏡を渡す。
サンジ「なっ……！！なんでこんなところに…！！」
ゾロ「誰がいたんだ」
ゾロがサンジに尋ねる。
みんなは息を飲んでサンジの言葉を待った。
サンジ「黄猿だよ……！海軍大将、黄猿だ！！」
全員「！！！」
ナミ「嘘でしょ？！なんで海軍大将がこんなところに！！」
ウソップ「あれ？！！いなくなってる！！」
ロビン「？！！」
黄猿「おー、やっと見つけたよ。麦わらのルフィ？」
ルフィ「！！！」
船の上に現れたのは紛れもない海軍大将、黄猿だ。
ルフィ「全員気を抜くな！！」
黄猿「おー、怖いねぇ〜。そんな顔をしなくてもいいだろう」
ゾロ「海軍の大将がわざわざ一人で何しに来た！」
黄猿「いや、ちょっと困ったことになってねぇ。
君たちを探してたんだよ〜〜」
ナミ「困ったことですって？」
黄猿「うちの姫がねぇ……」
サンジ「姫？」
黄猿「実は＿＿」
？？「こらーー！！！」
ガンッ！！！
突如空中に現れ、黄猿を思いっきり殴る女の子。
黒く長い髪が宙になびく。背中には海軍の制服。
黄猿はそのまま殴られ、床に倒れる。
全員「？！！」
？？「ごめんなさい！迷惑かけて！
ちょっと きーちゃん！？何やってんの！」
チョッパー「きーちゃん？！」
フランキー「一体何が？！」
黄猿「痛いねぇ〜、何も殴ることないでしょうに」
？？「殴らないとあなたわかんないでしょ！」
黄猿「海軍が海賊を狙ってなにが悪いんだ〜い？わっしは悪くないよぉ」
？？「ルフィに手を出すなって言ったばかりなのに！！」
黄猿「まだ手は出してないよ〜」
？？「えっ、そうなの？！！ごっめーん！」
黄猿「しょうがないね〜」
ルフィ「おまえは一体？」
？？「私の名前はA。
……会いたかったよ、ルフィ」
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作者名：えり | 作成日時：2022年9月16日 9時
