五十三話 ページ4
『……凄い』
マリンフォードの一番安いホテルをチェックインした筈だが、破格の値段でこの快適さはヤバいのではと思いつつ布団に背中を預ける。お風呂にアロマもついてたし、何だこの快適ホテルは……
ずっとここに住みたい、なんて思いつつゴロゴロしていると部屋の扉がコンコンとノックされた
夜遅くに誰だろうと思ったが、そう言えばクザンさん来るじゃんと思い出し大急ぎで扉に駆け寄る
『遅れてごめんなさい！クザンさ…ん……？？』
ｸｻﾞﾝ「ごめん！ほんっとごめん！」
凄い必死に手を合わせて謝ってくるクザンさんの後ろには、腕を組んでじっとコチラを見てくる見覚えのある帽子の人が
取り敢えずどうぞと扉を開けると、クザンさんの背中を押して彼も入ってきた
『お二人で来るなんてびっくりしちゃいました……お仕事終わらなかったんですか？』
ｸｻﾞﾝ「終わった……終わったけどこいつが……」
ｻｶｽﾞｷ「……」
語尾が小さくなって最後辺りが聞き取れなかったが、帽子さんの威圧が凄くてそれどころじゃない。妙にその人の目と会いまくるのでこっちも緊張がやばやばなのだ
『あっ、書類……』
ｻｶｽﾞｷ「これじゃ」
『あ、ありがとうございます……』
帽子の人がファイルから取り出した資料には紛うことなき居住申請書があり、それを貰おうと両手を出すとちゃんと渡してくれた。この人がそういうの管理してるのかな？海軍のことは分かりません
ｻｶｽﾞｷ「……」
『……(め、めっちゃ見てくる……)』
ペンで必要な項目に記していく中、帽子の人の視線が気になって集中出来ない。助けてとクザンさんに目を向けると、任せてと明るい笑顔でグッドサインしてくれた
ｸｻﾞﾝ「サカズキ、こっちこっち」
ｻｶｽﾞｷ「あ？なんじゃ、話があるならここで───
ｸｻﾞﾝ「はいはいこっち来い」
うぉっ!?」
強引だが連れて行ってくれたので、私は急いでペンを走らせ記入完了。ふぅ、と一息ついてそっと記入済み申請書を置いた
ｸｻﾞﾝ「ごめんねAちゃん。んじゃ俺達帰るわ」
『はい、お気をつけて』
ｻｶｽﾞｷ「……」
始終
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アンドゥ(プロフ) - 月巳 椿さん» コメントありがとうございます!!一気読みして頂けたんですか!?ひぇぇ、めちゃくちゃ幸せです……ほんとありがとうございます…(><) 家族構成はThe私の好みですね(*´∀｀*)ホーキンスには拗らせて欲しくて(まだ出ないけど) 更新頑張ります！ (2020年5月20日 0時) (
レス) id: cc45e2b03a (このIDを非表示/違反報告)
月巳 椿 - はじめまして！一気読みしましたが、レイリー&シャッキーの両親に、実兄がホーキンス…夢主ちゃんの誰(動物)からも好かれるけど、純粋だから…とにかくエモいてず。更新、頑張ってください！ (2020年5月19日 22時) (レス) id: 46b25a4fbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンドゥ | 作成日時：2020年4月23日 16時
