七十一話 ページ22
大丈夫？と出された水を飲み干し、お兄ちゃんは何やってんだと色んな角度から手配書を眺める私。やはり家族だったかとレイリーさんは疑問が解決してスッキリしてる
『でもなんで、わかったんですか？ホーキンスが私の兄だって』
ﾚｲﾘｰ「姓が一緒だったからな。バジルはそう聞き慣れない物だ」
グビっとお酒を飲むレイリーさんを他所に、シャッキーさんは「海軍の前でバジルを名乗ってはダメよ」と忠告される。海賊の肉親だとバレれば、それだけでも罪に問われる事があるかも知らないからだそうだ
海賊の船に乗っては行けないのと同じかぁと思いつつ、私は最後の牛すじ煮込みも完食。一時は喉詰まって死ぬかと思ったけど何とかなってよかった
ﾚｲﾘｰ「北の海から名を馳せた男だ。未だここに通ったという話もないし、いずれかはここに来るだろう。……どうする？ここに留まるか？」
多分私の事を思って会える選択肢を考えてくれたんだろうけど、私的にはまだ会わなくてもいいかなぁと首を傾げる。まだ知らない所も多い訳だし、満足できてない
『ここは居心地もいいですし、留まるのもいいですけど……まだ知らないところとか行ってみたいので、永住は保留ですね』
ﾚｲﾘｰ「ははっ、そうか！君は探究心が強いようだな」
君がそれでいいならそうしなさいと、まるでお父さんのように話してくれるレイリーさんにほっこり。懐かしいなぁ、お父さん達もこんな感じで優しかったから
取り敢えずここで仕事をして、予定通りお金が溜まったらまた引き返して旅をしようと指針が決まった。それまではお世話になりますとシャッキーさんに頭を下げると、シャッキーさんは「永住が楽しみね」と話してくれる
ｼｬｸ「お店のすぐ近くにテントを張ると良いわ。そこならわたしが違和感に気づいたら助けてあげれるし、レイさんも居るから」
『はい！ありがとうございます！』
お代金を置いてテントテント、と下ろしていた荷物を背負う。お金はいいわよと言われるも、仕事をしている身としてそれは出来ない
お世話になるんだし、ちゃんとお代金位払わせて下さいと言ったら「わかったわ」とちょっと呆れ気味に言われてしまった。でも彼女の表情は柔らかくて、仕方ない子ねといった感じ
『なんだか二人とも、お父さんとお母さんみたいですね！では！』
ﾚｲﾘｰ・ｼｬｸ「！？」
二人の驚いた顔を他所に、私はすたこらとテントを張りに行く。明日から早速仕事始めようかな!!
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アンドゥ(プロフ) - 月巳 椿さん» コメントありがとうございます!!一気読みして頂けたんですか!?ひぇぇ、めちゃくちゃ幸せです……ほんとありがとうございます…(><) 家族構成はThe私の好みですね(*´∀｀*)ホーキンスには拗らせて欲しくて(まだ出ないけど) 更新頑張ります！ (2020年5月20日 0時) (
レス) id: cc45e2b03a (このIDを非表示/違反報告)
月巳 椿 - はじめまして！一気読みしましたが、レイリー&シャッキーの両親に、実兄がホーキンス…夢主ちゃんの誰(動物)からも好かれるけど、純粋だから…とにかくエモいてず。更新、頑張ってください！ (2020年5月19日 22時) (レス) id: 46b25a4fbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンドゥ | 作成日時：2020年4月23日 16時
