七十話 ページ21
？「あらいらっしゃい。レイさんが人を連れて来るなんて珍しいわね」
ﾚｲﾘｰ「仕事をしに来たみたいでな。この近くをオススメしたんだ」
？「成程。見た感じ戦える様な子ではなさそうだもなね」
とても落ち着きのある女性にカッコイイなぁなんて思いつつ、ちょっとお腹がすいたので何かを頼もうとした。オムライスがオススメよと言われ、チョロい私はそれを注文する
『にしても凄い名前ですね。メニュー表見た感じでは普通ですけど……』
？「普通の子はね。悪行を貫いてきた海賊には問答無用でぼったくるの」
『ひゃー』
そうだったのかと貰ったお冷を口にすると、レイリーさんは「どの辺りにテントを張る？」と聞いてきた。お手伝いしてくれるらしい
『お気持ちは嬉しいですが、今回も自分でやるので大丈夫です！助けてもらいましたしこれ以上は迷惑掛けれません』
ﾚｲﾘｰ「別に迷惑だなんて思ってないんだがな……」
？「ふふ、いい子じゃないの」
はいどうぞと出されたオムライスに私は目を輝かせ、ルンルンでスプーンを差し込みもぐもぐと食べ始めた。ふふふ、美味しい
ふわとろオムライスに感激しつつ食べ進めると、店主さんが「はいおまけ」と牛すじ煮込みを私にくれた。優しい！お肉大好き！
これはお金を弾まねばなるまいて、とおまけの牛すじ煮込みを口にすると、店主さんがクスクス笑っていることに気付く。なんだなんだとそちらを見ると、店主さんは「あぁ、ごめんなさいね」と微笑んだ
？「すごく美味しそうに食べるから可愛くって。そういえばまだ名前言ってなかったわね。私はシャクヤクよ、シャッキーとでも呼んで？」
『あっ、私はバジル・Aです！モグモグ』
オムライスを頬張ると「食べ物は逃げないわよ」と頭を撫でられる。おぉ……大人の包容力……ここでも感じる事になろうとは
ホワホワしていると、今まで空気にしてしまっていたレイリーさんが一つの紙を取り出した。なにか探していたらしく、それが見つかってシャッキーさんに渡している
ﾚｲﾘｰ「君、家族はいるのかい？兄とか弟とか」
『限定的な聞き方ですね？？？でも兄は居ますよ！とっても優しいんです』
頑固ですけど、と言いつつ最後のオムライスを頬張ると、シャッキーさんが「あらあら」と言って私に一枚の紙を見せてきた。ん？とそれを覗くとビックリ仰天なものが情報として視界に移る
『ゲホッゴホッ！ぜぇっ、ぜぇ……お兄ちゃんじゃん!!!!』
そこには、賞金首になっていた兄の姿があった
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アンドゥ(プロフ) - 月巳 椿さん» コメントありがとうございます!!一気読みして頂けたんですか!?ひぇぇ、めちゃくちゃ幸せです……ほんとありがとうございます…(><) 家族構成はThe私の好みですね(*´∀｀*)ホーキンスには拗らせて欲しくて(まだ出ないけど) 更新頑張ります！ (2020年5月20日 0時) (
レス) id: cc45e2b03a (このIDを非表示/違反報告)
月巳 椿 - はじめまして！一気読みしましたが、レイリー&シャッキーの両親に、実兄がホーキンス…夢主ちゃんの誰(動物)からも好かれるけど、純粋だから…とにかくエモいてず。更新、頑張ってください！ (2020年5月19日 22時) (レス) id: 46b25a4fbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンドゥ | 作成日時：2020年4月23日 16時
