五十一話 ページ2
『もっと早く言ってくだされば良かったのに』
ｸｻﾞﾝ「だってそそくさと物凄い速さで準備進めちゃうんだもん」
今現在、私はクザンさんと一緒にマリンフォードへと船で向かっています。クザンさんは海軍本部大将の特権使ってマリンフォード行きのこの船に乗っている
良いなぁ無料かぁなんて思いつつ喉が渇いたので買っておいたジュースを飲む。一口ちょうだいと言われたけど、一度口にしたものは大丈夫な人なんだろうか
恐る恐る差し出すと「ありがと」と言ってほんのちょびっと刺してたストローで吸って終わったクザンさん。そんなちょびっとでいいんですかってなんか不安になった私は、ずずいとジュースを差し出してみた
ｸｻﾞﾝ「俺の身体おっきいから君のひとくちわかんないんだよね」
『むむ、だからといってあそこまで可愛い量じゃありませんよ。アイスのこともありますしどうぞどうぞ』
恩返しと言えば彼は片眉を上げ、すぐ様笑顔でまた礼を言うとチュゥッとジュースを飲んだ。今度は中々な量を持ってかれたが、何を隠そうジュースは450ml！そんじょそこらの3mさんの一口程度じゃそう簡単に無くならないのである
氷入りのジュースをズゴコッと飲むと、クザンさんは「気にしないタイプなんだねぇ」と頭を撫でてきた。おうおう子供扱いかとぺちぺち拳で叩くも効果なし
そりゃ本気で殴ってないし、私よりも一回り近く大きそうな人に本気で殴り掛かっても痛くも痒くも無いはずだ。……脛蹴ったら痛いかな
流石に今はやらないと近くの椅子に腰を下ろし、私はルンルンと海の様子を眺めた。港からしか見れなかったこの海を、そのど真ん中で見れる様になってからもう一年以上たったのだ
感慨深いなぁと思っていると、クザンさんが話の種が欲しかったのか「御家族とかいるの？」と聞いてくる。まさかそこをついてくるとは……
『いますよ、1人だけ』
ｸｻﾞﾝ「一人？」
『お兄ちゃんが居るんです。今は何してるか知りませんけど……』
家出したんですよね、なんて言えば「そっか」と罰が悪そうに頬を掻くクザンさん。私も家族の事聞かれて驚いたけど、別にクザンさんは悪くないのにな……
まぁ、このご時世両親が揃っている方が珍しい事もある。時代が時代なのだから仕方ない。その分、家族のことを聞くのは少しタブーなんだよね……最近知ったよ、これ
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アンドゥ(プロフ) - 月巳 椿さん» コメントありがとうございます!!一気読みして頂けたんですか!?ひぇぇ、めちゃくちゃ幸せです……ほんとありがとうございます…(><) 家族構成はThe私の好みですね(*´∀｀*)ホーキンスには拗らせて欲しくて(まだ出ないけど) 更新頑張ります！ (2020年5月20日 0時) (
レス) id: cc45e2b03a (このIDを非表示/違反報告)
月巳 椿 - はじめまして！一気読みしましたが、レイリー&シャッキーの両親に、実兄がホーキンス…夢主ちゃんの誰(動物)からも好かれるけど、純粋だから…とにかくエモいてず。更新、頑張ってください！ (2020年5月19日 22時) (レス) id: 46b25a4fbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンドゥ | 作成日時：2020年4月23日 16時
