狙われてる系女子【鬼滅の刃】逆トリ

あーみだくじーー義勇sideー ページ20

少し上機嫌に風呂から上がった不死川は
4人が団らんしている所へ歩み寄ると
俺の隣に座った。ﾑﾌﾌ…
それに気が付いたAが話を続ける


『あ、じゃあこうしましょう。支えてくれるのはありがたいのですが、あまり手伝われまくるのも性分じゃないので家事分担！しましょ！』



｢うむ！いい案だ！｣


｢気にすること無く頼ってくれればいいのによ｣



｢で、どう分けるってんだｧ？｣



Aが紙を取り出すと鉛筆で表を書き出した
定規もなしに真っ直ぐ引けるのは性格が出ている
雑な人間、と自分で言っておきながら自分の細かい所を気にする正確には気づいていないらしい


流石俺のAだ…←


『えっとまず、お皿洗い、お風呂洗いにあとこの部屋のお掃除を少し手伝ってもらいましょうか』


｢お易い御用だ！｣


｢派手に地味な仕事だな！｣



『まぁ、意外とすることがないんです(汗 お洗濯全般は私がします！後は…買い出しも一緒に来てもらいましょう！』



｢それはAと2人でかｧ？｣



『その日によりますね…基本私と2人です！一人一つのお仕事をして欲しいので！…嫌、ですか？』



｢｢｢(Aと2人っきり)いや、まっっったく｣｣｣



俺らの醜い争いにも気付かず
黙々と真っ白い紙に4本線を引くと
間に横棒を適当に引く



｢…あみだくじか｣




『あ、はい！家事の面倒くささがバラバラなので、恨みっこ無し運任せのあみだくじです！さ、用意をできたのでじゃんけんで好きなところに名前を書いてください』



じゃんけんで見事1位を手にしたのは宇髄だった。
その次に不死川、続いて煉獄に、最悪なことに最後は俺だった
残り物には福があるというからな


そして、1番左に宇髄、右に煉獄、左から２番目に不死川、右から２番目に俺



『さてさて、結果を見て見ましょう！栄えある一位を獲得した宇髄さんはこの部屋のお掃除です！』



｢ｸｯ…ま、任せろ！｣


｢残念だったなｧ宇髄よｫ｣


『そして煉獄さん！お風呂掃除です！』


｢よもや、Aの顔を見ながら出来ないのが惜しいが選ばれたからには全力を尽くそう！｣


遂に不死川の発表だ。皿洗いか2人っきりの買い出しか、、、



『不死川さん！』


｢おう、｣





｢お皿洗いです!!!｣



｢なっ…!?｣



『て事で義勇さん、私地獄の買い出しですね〜どんまいです！』


｢ﾑﾌﾌ…｣



悔しそうにする3人を横目に真っ直ぐとAを見つめる、本当に愛らしい奴だ

今日は運がいい

アイツー不死川sideー→←パッと登場

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す