明日の剣筋【ゴールデンカムイ】【鬼滅の刃】 (ページ10)

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勧誘ページ10

『じゃあ私は行くから』

「「待って」」

『え？また何かあんの？』

このやり取りはもう5回ぐらいはした

俺らと一緒に来て欲しいやら
巻き込むことになるけど〜〜うんたらかんたら
うだうだと繰り返してもうお昼が近づこうとしている

『じゃあ何、一緒について行って私になにか利益があるわけ？』

初めて私から質問した

「それは！…」

可愛いアシㇼパちゃんが何も言えずに下を向く

「大いにあるさ」

『へー』

「俺が追い求めているのはたんまり埋蔵された金塊、アシㇼパさんは網走監獄にいるのっぺらぼうが父親かどうか真実を見るためだ、俺らも利害の一致でここにいる」

『その金塊は独り占めするのか？』

「Aさんが一緒に来てくれるなら山分けでも何でもする。俺は故郷にいる友人の未亡人の目を治してやりたいんだ。その分の金があればその分だけでいい」

友人の未亡人…アシㇼパちゃんがそれを聞いて少し複雑そうな顔をした

なるほど、、、あぁなるほどね
アシㇼパちゃんは本当に可愛い萌えるな。だが、2人の旅は知ったこっちゃあない
可愛いと面倒は別だ、

金塊の量を聞くまではそう思っていた

「…二万貫だ」

『なんて？』

「金塊の量だ、、今の情報によれば二万貫ある」

『は？』

二万貫、それだけあれば御館様に莫大な資金を送ることが出来る。関係者各位が資金を送っているのは知っているが二万貫、山分けしたところでも資金としては申し分のない量は貰える

『…』

「Aさん俺らはあんたの戦力になって欲しい」

『いや、それはあまりにも不確かすぎる
金塊の在処はまだ分かっていないし私は人同士の争い事はどうでもいい。今こうしている間にもこの土地のどこかで鬼に襲われるか弱い人々がいる』

資金は私が調達しなくても大丈夫だから鬼の滅殺に力を入れる

そう答えを出した

『私たちは人々が平和な日々を送れるよう得体の知れないような鬼たちと戦う。あなた達が人同士で争っている間にもね、』

『何が言いたいか分かる？』

『あなた達が人同士で金塊を狙った醜い争いをしている間にも私達は人々のために命を落とす。
人々にも政府すらも容認してくれないこの恐怖と戦っている。

父親の潔白の証明の為、未亡人の為、お国のために、そりゃあいい事だね勝手にやってればいい』

「Aさん、、、あんた、」

「A、待ってくれ」

『何？私は今心底虫の居所が悪い、言いすぎたとは思っているが嘘は言っていない』