明日の剣筋【ゴールデンカムイ】【鬼滅の刃】 (ページ7)

今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:8,565 hit

観戦者ありページ7

アシリパちゃんを後ろに隠すよう杉元さんに指示し、窓から外を覗いた

あーいるいる、家の周りに目視できるだけでも2体
雰囲気からして強くはなさそう

『杉元さん、絶対にアシリパちゃんを出さないでください

当然あなたも出ないでよ』

「Aさん、、本当に大丈夫なのか？」

慢心は禁止とよく注意されていた

『心配ならそこの窓から見ててもいいよ』

信じてもらうには見てもらった方が手っ取り早いのかも

日輪刀を手にし表の扉から出ると外は雪が止んでいた

ただ寒さは収まるどころか冷えきって手がかじかむ

『さぁいこか』

[ニ、、ﾆﾝｹﾞ､ﾝ]

窓のある裏に回ると確認した数の鬼

嫌な死臭を撒き散らしながら2体は飛びかかってくる

[ｶﾞｧｧｧｧｧ!!!!]

『日の呼吸、、』

「あぶねぇ！」

『壱ノ型ｯ！』

この形式はよく戦い慣れている

足をバネのように使い飛び上がったままその勢いで
鬼たちの後ろへと移動

『炎舞ｯ!!!!』

[ｸﾞｷﾞｬｧｧｧｧｧｧｧア、アァ]

「炎、、、どんな手品だ」

「杉元、Aは？あの炎はなんだ」

「分からない…あ、敵がボロボロに」

コソコソ話が聞こえる方を向くと窓の隙間から目だけ顔を出すふたりが見えた

仲良しかよ

『終わった！もう大丈夫』

腕を使って丸をするも安堵した顔で出てきた

あれはこれはと質問づくめにされとりあえず寒いから中に入るよう促したら興奮冷めないのか鼻息荒く話をしてくる

人気者かな私うふふのふー

「炎はどうやって出した？」

『内緒』

「なんで鬼がボロボロなったんだ！？」

『…しらん』

「あんた強いな…」

『ありがとう………ちょっともう』

囲炉裏を挟みもう朝日が登ってくるというのに話は終わらない

こちとら休み無しでここまでやっとこさ帰ってきたのになんで寝かせてくれないんだこの人たちは、
明日には…いやもう今日か、今日の早朝にはここを発たないと

『ねぇ、もういいかな』

「ご、ごめんよぉAさん、余りにもさっきのがかっこよくて…俺にもできるかな！？」

『〜っしらん！！！寝る、いや、もう行く！ここ好きに使っていいけど家壊さないでね！

あとヤバそうなやつ来たら家から絶対に出ないこと！』

「あ、待ってA！」

『アシリパちゃん、また会えたら杉本さんの味噌で美味しいお味噌汁作ってあげるから』

「オソマ、、汁？」

『そーそー(棒)』

こうなったら意地でも出ていってやるここから追い返すの可哀想だし、