第八話 ページ10
ゾロ「賞金稼ぎね…。」
女性「知りませんか？ロロノアって男です。」
ロロノア・ゾロ、どこかで聞いた名だと思ったら、賞金稼ぎだったんだ。
そんな奴が、なぜ海賊を？
ゾロ「名前はよく聞く。」
女性「ええ。"東の海"じゃ知れ渡った剣士の名ですけど、『悪名』ですよ！！刀をお金稼ぎの道具にするなんて許せません！！」
女性「どうしてこの時代…"悪"が強いんでしょうか！！名のある剣豪達は、みんな海賊だったり賞金稼ぎだったり。世界中の名刀だって、ほとんどそいつらの手にあるんですよ？刀が泣いています。」
ゾロ「……まー、いろいろ事情があったりもするんじゃねェのか？職種にゃ時代のニーズってもんがあるからな。」
こいつ、自分がロロノア・ゾロであることを隠しているのだろうか。
まあ、この人の前で海賊だなんて言ったら面倒なことになるからだろうけど。
店主「おれァ悪党大歓迎だぜ！？昔はこの店も"偉大なる航路"へ入ろうって奴らでうごめいてた。だが、あの化け物がこの町を仕切るようになってから、トンと客足も途絶えちまった。迷惑してるぜ。」
女性「ス…スモーカーさんは化け物なんかじゃないですっ！！」
店主「"悪魔の実"の能力者だ！！充分化け物さ！！」
A「"悪魔の実"………！？化け…物！？」
私と一緒だと思うと同時に、嫌な記憶がよみがえるが、考えてしまいそうになるをぐっと堪えた。
女性「…とにかく私は…！！この"時雨"で剣士としてもっともっと腕を磨いて、いずれ、世界中の悪党の手に渡った"名刀"を集めて回るんです。私の命を懸けて。」
この人、本当に正義感強いな。
でも、こういう優しい人から死んでいくと私は知っている。
ゾロ「この刀も奪うのか？"和道一文字"っつったか…。」
彼がそう言うと、女の人は名刀が欲しい訳でなく、悪の手に渡るのがいやだと主張した。
そうして刀を探していると、女の人は"三代鬼徹"という普通は100万はする名刀に目を付けた。
だが、店主はそれを彼に売ることができないと言う。
店主曰く、鬼徹は妖刀であり、名だたる剣豪達が"鬼徹"を腰にしたことで悲運の死を遂げたらしい。
彼は鬼徹を気に入ったが、店主は売らないと言う。
そこで彼は、突拍子も無いことを言い出す。
ゾロ「じゃあこうしよう。俺の"運"とコイツの"呪い"…どっちが強ェか試してみようか…。」
彼は刀を上に投げ、刀の落下点に腕を伸ばした。
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うさな - めっっちゃ続き気になります！受験頑張ってくださいね！ (4月28日 13時) (
レス) @page32 id: 8b6881ee90 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミルク - 初めてのコメント…！来てくれたんですね！ありがとうございます！！めっちゃ嬉しいです(泣)かなり暗い話ではありますが、これからもお付き合いいただけると嬉しいです。私も最近忙しいですが、できるだけ更新するように頑張るのでよろしくお願いします！！ (2023年4月28日 23時) (レス) id: 3d73a86748 (このIDを非表示/違反報告)
ただのヲタク(プロフ) - いい作品ですね！更新頑張ってください~！ (2023年4月28日 23時) (レス) @page21 id: 106b50aefc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコミルク | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/remove.php
作成日時：2023年4月1日 0時
