第十九話 ページ23
A「どう思う？」
ゾロ「どう思うって…。」
サンジ「どう思えばいいんだよ…。おれはてっきりクジラにのみこまれたつもりでいたが…。こりゃあ夢か…！？」
ゾロ「…ああ、たぶん夢だ…。」
それは実に奇妙なものだった。私達はクジラにのまれた筈なのに、目の前には外と同じような光景が広がっている。
ナミ「―で？あの島と家は何なの？」
A「幻覚。」
そうやって言い合っていると、急に大王イカが出てきた。
一瞬焦ったがその時、大王イカが数本の槍に刺された。そして、家の方へと引っ張られていく。
A「誰か居るっぽいね。」
ウソップ「と…ところでルフィ、どこ行ったんだ！？」
ナミ「もうイヤ、帰りたい…。」
私達に気付いたのだろうか。家から誰か出てきた。
特徴的な頭をした老人だった。その人はこちらをただ見ている。何も言わない。
サンジ「なんか言えよてめェ！！！」
？「…………。」
ウソップ「や…戦るなら戦るぞコノ野郎！！こっちには大砲があるんだ！！」
？「………やめておけ…死人が出るぞ。」
サンジ「………！！……ヘェ、誰が死ぬって？」
？「私だ。」
サンジ、A「「お前かよ！！！」」
変な人だ。思わずツッコんでしまった。
ゾロ「まァ熱くなるな。おい、じいさん教えてくれ。あんたは一体誰でここはどこだ。」
？「………人に質問する時はまず自分から名乗るのが礼儀ってもんじゃないのか？」
前にもあったな、こんなくだり。私もゾロに同じような事を言った気がする。
ゾロ「ああ…まァそりゃそうだ。悪かった。」
？「私の名はロッカス。双子岬の灯台守をやっている。歳は71歳。双子座のAB型だ。」
ゾロ「あいつ斬っていいか！！！」
サンジ「まァ落ちつけ。」
この人が意味不明なのはいいとして、クジラにのまれたのはかなりマズい状況である。
どうすべきか私達は悩んでいたが、何という事だ。クジラの胃に出口があるのだ。
ナミ「何で空に扉が！！？」
ウソップ「いや…待て、よく見ろこの空…雲も…こりゃ絵だ…！！クジラの胃袋に絵が描いてあるんだ！！」
ロッカス「遊び心だ。」
A「あんた、いつもここで何やってんの！？」
ゾロ「いいさ、関わるな。出口があるんだ。さっさと出よう。」
そうして私達が出口に行こうとすると大きな振動が起き、胃液の海が激しく波打った。
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うさな - めっっちゃ続き気になります！受験頑張ってくださいね！ (4月28日 13時) (
レス) @page32 id: 8b6881ee90 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミルク - 初めてのコメント…！来てくれたんですね！ありがとうございます！！めっちゃ嬉しいです(泣)かなり暗い話ではありますが、これからもお付き合いいただけると嬉しいです。私も最近忙しいですが、できるだけ更新するように頑張るのでよろしくお願いします！！ (2023年4月28日 23時) (レス) id: 3d73a86748 (このIDを非表示/違反報告)
ただのヲタク(プロフ) - いい作品ですね！更新頑張ってください~！ (2023年4月28日 23時) (レス) @page21 id: 106b50aefc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコミルク | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/remove.php
作成日時：2023年4月1日 0時
