第十三話 ページ15
船に乗ったまでは良いとして、天候最悪だ。
風は強く、大雨で、波は大荒れ。船が今にも転覆しそうだ。
ルフィ「なァ、さっきから気になってたんだけど、お前誰だ？」
A「人間に名乗る名なんて無い。」
サンジ「人間に何か恨みでもあるのかい？」
A「貴方たちには関係無いでしょ。」
ゾロに捕まった時、私はなぜ抵抗しなかったのだろう。
能力を使えば逃げれた筈なのに。期待するだけ無駄だと分かっていたではないか。
私はバカだ。
ウソップ「嫌な奴もいるけどよー、全員がそうって訳でもねェと思うぞ。だってコイツら、おれの村が海賊に襲われそうになった時、助けてくれたんだぜ。」
ナミ「そうよ。私の村も海賊に支配されてたんだけど、ルフィがそいつをブっ飛ばしてくれたの。それに、コイツらも一緒に戦ってくれたのよ。」
ゾロ「まァ、ここにはお前を苦しめる奴はいねェよ。大丈夫だ。」
ルフィ「おれ、何かお前の事気に入った！おれの仲間になれよ！！」
A「はぁ！？私はどっかの島で降りたいんだけど。」
何なんだ、この一味は。会って間もない人を説得できると思っているのだろうか。
ルフィ「嫌だ！おれがお前を仲間にするって決めたんだ！」
A「私の意見ガン無視！？私が貴方たちの船に乗る理由なんて無いでしょ！」
ルフィ「理由なんて知るか！！お前はおれの仲間になるんだ！！！」
すごくしつこい。何でこの船に乗ってしまったのだろう。
そもそも、私は死のうとしていたではないか。
死のうとするタイミング、場所を間違えたのかもしれない。最悪だ。
ナミ「ごめん、ウチの船長は頑固だから、何言っても聞かないわ。とりあえず仲間になると言う事で、一緒にいるのがどうしても嫌だと感じたら船を降りるようにしたら良いんじゃないかしら。」
ゾロ「なるほどな。お前はそれで良いのか？」
どうせ選択肢は無いのだろう。
これ以上言い合う方が面倒だ。それに、船を降りる事ができるなら、私的にも悪い条件ではない。
A「分かった。それで良いよ、もう。」
とりあえず仲間になる、と言っても私はその気が無かった。
人間の仲間になる気なんて微塵もない。上っ面の仲間になるとしよう。
ゾロ「なァ、とりあえず名前だけ教えてくんねェか？何て呼んだら良いか分かんねェ。」
A「……A。リタルダ・A。」
初めて名を名乗った。
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うさな - めっっちゃ続き気になります！受験頑張ってくださいね！ (4月28日 13時) (
レス) @page32 id: 8b6881ee90 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミルク - 初めてのコメント…！来てくれたんですね！ありがとうございます！！めっちゃ嬉しいです(泣)かなり暗い話ではありますが、これからもお付き合いいただけると嬉しいです。私も最近忙しいですが、できるだけ更新するように頑張るのでよろしくお願いします！！ (2023年4月28日 23時) (レス) id: 3d73a86748 (このIDを非表示/違反報告)
ただのヲタク(プロフ) - いい作品ですね！更新頑張ってください~！ (2023年4月28日 23時) (レス) @page21 id: 106b50aefc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコミルク | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/remove.php
作成日時：2023年4月1日 0時
