fortyone＊important ページ42
桜華「…イヴ、本当に心配しているのなら…捜しに行くのが当たり前なんじゃないかしら」
Aに向かって笑う桜華の言葉に、彼女は思わず下げていた頭を上げる。
桜華「貴女だって、私達が居なくなった時、見付かるまで捜してくれたじゃない。
それって、私を心配してくれたからでしょ？」
千華「そう、ですけど…」
桜華「多分それって、彼らにとっては同じ事なのよ。貴女を心配して、こうして捜しに来てくれた。
まだ完璧に信じた訳じゃない。けれど、彼らは他の海賊より安心出来るわ」
そう桜華が言えば、Aから離れるのが怖いのだろう。彼女から離れないチョッパーが、顔を上げて口を開いた。
チョ「おれ、Aが居ねェと寂しいよッ！！少ししか一緒に居なかったけど、でも楽しかったぞっ！？おれ達、全然怒ってねェからよ！！
だから帰ってきてくれよッ！！Aッ！！」
千華「っ…チョッパー、さん…」
桜華「…………ほら、貴方もっ！」
ゾロ「うおっ…！」
桜華の後ろ側で見ていたゾロを逃がすまいと、桜華は彼の背中を押し、前へと出した。
千華「……ゾロ、さんっ…」
ゾロ「………あー…っ」
こういう場面に慣れていないのだろう。ゾロはそんな声を漏らし、ガジガジと頭を掻く。
千華「っ…………！」
ゾロの発する言葉が怖いのだろう、Aはきつく、チョッパーを抱きしめる。
さすがのゾロも、Aが行動に何となく察し、口を開く。
ゾロ「……さっきも言ったけど、おれは怒ってねェよ」
千華「…！！」
ゾロ「…まあ確かに、おれはお前を庇って死に掛けたが…それはお前のせいじゃねェし…むしろ、軟弱過ぎたおれのせいでもあるし…」
千華「……？」
何が言いたいのか分からないAは首を傾げ、桜華は呆れ顔で溜め息を吐つ。
ゾロは次の言葉を言おうと、一度呼吸をしてから口を開く。
ゾロ「……お前がどこに行こうと、
だから観念して戻ってこい、お前を捜すのにも苦労すんだよ…」
チョ「…方向音痴のゾロにだけは、言われたくねェと思うぞ？」
ゾロ「うるせェ！！」
桜華「もうッ、せっかく良い感じだったのにっ！」
先ほどの空気が嘘のように、そんな会話がリフィの花畑に響き渡る。
千華「……ふ、ふふっ…！」
三人「！」
その光景が面白かったのだろう。Aは、口に手を当て笑っていた。
その笑顔は、あまりにも、美しかった。
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ラッキーワンピースキャラ
ミホーク
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暮橋ルミ - ありがとうございます！！頑張ります！！ (2017年1月16日 23時) (
レス) id: 7bb132c70c (このIDを非表示/違反報告)
鬼夜狐(プロフ) - 更新頑張って… (2016年12月30日 12時) (レス) id: 4f432e9546 (このIDを非表示/違反報告)
暮橋ルミ(プロフ) - 面白いという嬉しい言葉を下さり、ありがとうございます！私も気づいてたはいたんですけど…ww (2016年8月8日 21時) (レス) id: d712e988df (このIDを非表示/違反報告)
ハニーミルク - おー！なんだか薄桜鬼みたいな感じで面白いです！頑張って下さい！ (2016年8月8日 19時) (レス) id: 5ae3306b8b (このIDを非表示/違反報告)
暮橋ルミ(プロフ) - リリさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年7月29日 1時) (レス) id: d712e988df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暮橋ルミ x他1人 | 作成日時：2016年7月25日 21時
