twentyfive＊important ページ26
ナミ「A、どういうこと！？」
突然の出来事に、ナミは走りながらAにそう訊く。
千華「え、えっと…！す、すみません！あたしだけ別行動させて頂きます…ッ！」
そう言い残し、Aは細い路地裏へと姿を消した。
ナミ「ちょ、ちょっとA！？」
海軍「半分は千華桜を、もう半分は私と一緒に麦わらの一味を追え！絶対に逃がすな！！」
ゾロ「おい、ナミ！早くしろ！」
ナミ「っ……」
ナミはAを気に留めながら、ゾロ達の後を追った。
一方Aは
千華「なんで…！確かに、ああは言いましたが…！でも…！」
ぶつぶつと、海軍から逃げながら独り言を口にしていた。
海軍「いたぞ！千華桜だ！」
千華「！し、しつこい…ですっ…！！
Aは海軍に向かって腕を振りかざすと、目の前に桜を纏った風が現れた。
攻撃技でも、害もない。ただの目眩ましの技である。
海軍「クソッ！！何も見えない！！」
千華「そ…そこで大人しくしていてください…！」
Aはそう吐き捨て、海軍を撒いた。
薄暗い路地裏で、一度足を止め、息を整える。
千華「はぁッ……ここまでくれば、大丈夫でしょうか…早くルフィさん達と合流しなければ…」
そう言い、Aは再び走ろうとした刹那
パーンッ！！
千華「っ……！」
甲高い音が聞こえ、それと同時にAの頬を何かが掠め、地面にめり込んだ。
頬から垂れる桃色の血は、淡く炎を纏い、ぽたりと地面に染み込んでいく。
？？「こんなところにいたのか、捜したぜ？千華桜ちゃんよ」
不意に、頭上から野太い声が聞こえた。
聞き覚えのある声の方を見れば、そこには一人の男が屋根に仁王立ちしていた。
千華「……お久しぶり…ですね、ファスさん……」
自分を睨むAに、ファスは気味の悪い笑い声を上げる。
ファス「睨むこたァねェだろ？苦楽を共にしてきた“仲間”じゃねェか」
千華「“だった”…です…。今でも仲間みたいに言わないでください…っ
それで……？“使えなくて棄てた”あたしに…一体、何のご用で…」
頬の傷を拭いながら、彼を睨んだままAは言う。
ファ「はっ…またてめェを使える場所が出来たからなぁ……
てめェは黙って、おれの言う事を聞いてれば良いんだよ」
ファスは、恐怖を塗りたくったよう笑みをAに向けた。
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ラッキーワンピースキャラ
ミホーク
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暮橋ルミ - ありがとうございます！！頑張ります！！ (2017年1月16日 23時) (
レス) id: 7bb132c70c (このIDを非表示/違反報告)
鬼夜狐(プロフ) - 更新頑張って… (2016年12月30日 12時) (レス) id: 4f432e9546 (このIDを非表示/違反報告)
暮橋ルミ(プロフ) - 面白いという嬉しい言葉を下さり、ありがとうございます！私も気づいてたはいたんですけど…ww (2016年8月8日 21時) (レス) id: d712e988df (このIDを非表示/違反報告)
ハニーミルク - おー！なんだか薄桜鬼みたいな感じで面白いです！頑張って下さい！ (2016年8月8日 19時) (レス) id: 5ae3306b8b (このIDを非表示/違反報告)
暮橋ルミ(プロフ) - リリさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年7月29日 1時) (レス) id: d712e988df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暮橋ルミ x他1人 | 作成日時：2016年7月25日 21時
