ten＊important ページ11
チョ「！？おいナミ！！どうしたんだ！？その傷！！」
すると突然、ナミの手の甲から滴る血を見たチョッパーが血相を変えて声を上げた。
ナミ「あっ、これはっ…その…っ」
「……すみません、あたしが…傷をつけてしまって…」
女はナミにゆっくりと歩み寄り、懐から短刀を取り出す。
短刀を鞘から抜くと、彼女は何の躊躇いも無く自分の手首を
ズバッッ！！
斬ったのだ。
深く斬ったことで、手首の切口からは血の花が噴き出す。
当然、その行為を目の当たりにした全員は驚きを隠せないでいた。
ナミ「ちょ……っ、何してるの！？」
女はナミの言葉に反応せず、ただ噴き出した血を指で掬うと、ナミの手の甲の傷口に塗る。
すると、傷口からは湯気が立ち昇ったのだ。
ナミ「熱ッ！！」
「ッ…！す…すみません、ほんの少しの熱さなので…っ」
この出来事に彼らは止めるという行動はせず、ただ見守るだけだった。
ゆっくりと、ゆっくりと、傷口が塞がっていくのが分かる。
そして傷口は完全に塞がり、傷跡すら残らなかった。
ナミ「…すごい…」
「っ……これは、あたし達…【鬼の一族】が代々備わっている能力です……傷口に塗れば、傷は痕すらも残さずに塞がります……
それから……」
女は先程斬った手首を見えるように向けると、そこから流れていたのは、本来赤いはずの血色ではなく、薄く燃える桃の血色だった。
「これは……あたしにしかない能力でして……この、桃色の血を飲めば…あらゆる者を、治す事が出来ます……
それが例え…傷だらけの生き物だろうと……不治の病を宣告された、人間であろうと…」
ロビン「そんな、凄い能力が…」
ゾロ「…それをなんでおれ達に教えた。おまえが信用できねえ
「……確かに、危ない事です…………で、ですが……
あなた達なら……は、話しても良いと……思えたので……」
その女の言葉に、思わず全員が口を閉ざしてしまった。
そこには、明らかな“信頼”の眼差しが向けられていたのだから。
すると、その沈黙の中で突然ルフィが声を上げる。
ルフィ「よしっ！決めた！
お前、おれの仲間になれ！」
・ ・ ・ ・ 。
「「はあぁぁっっ！！？」｣
「え、っ…」
ルフィ「ニシシッ！」
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ラッキーワンピースキャラ
ミホーク
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暮橋ルミ - ありがとうございます！！頑張ります！！ (2017年1月16日 23時) (
レス) id: 7bb132c70c (このIDを非表示/違反報告)
鬼夜狐(プロフ) - 更新頑張って… (2016年12月30日 12時) (レス) id: 4f432e9546 (このIDを非表示/違反報告)
暮橋ルミ(プロフ) - 面白いという嬉しい言葉を下さり、ありがとうございます！私も気づいてたはいたんですけど…ww (2016年8月8日 21時) (レス) id: d712e988df (このIDを非表示/違反報告)
ハニーミルク - おー！なんだか薄桜鬼みたいな感じで面白いです！頑張って下さい！ (2016年8月8日 19時) (レス) id: 5ae3306b8b (このIDを非表示/違反報告)
暮橋ルミ(プロフ) - リリさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年7月29日 1時) (レス) id: d712e988df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暮橋ルミ x他1人 | 作成日時：2016年7月25日 21時
